Twitter界隈で話題になっていてこの言葉を知った、と言う人も多いことでしょう。
資産運用が必要と思いながら、なかなか動けずにいるところに、、、面白い儲け話?
この記事ではそんな疑心暗鬼のレバレッジ投資初心者に分かりやすくレバナスを解説します。
この記事を読めば、投資にレバレッジをかける商品の特性や有用性を理解出来るようになります。
- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴15年 (学生時代から)
- レバナス/USA360/3倍ETFをメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
レバナスとは
米国株式市場NASDAQの株価指標の一つであるNASDAQ100指数に連動する、インデックス型の投資信託の一つです。
意味不明の方、安心して下さい、ちゃんと噛み砕いて説明します。
2022年1月現在、“レバナス”の通称で呼ばれる商品は2つ存在します。
・iFreeレバレッジNASDAQ100(大和アセットマネージメント)
・楽天レバレッジNASDAQ-100(楽天投信投資顧問)
公式にレバナスの愛称を用いている商品はそのうちの1つ、後発品である楽天の商品です。
本稿ではそんな“レバナス”と話題の商品が一体何者なのか、そんなに儲かるものなのか、初心者にも分かり易く解説します。
レバナスの中身
レバレッジとNASDAQ(ナスダック)の頭文字を2文字ずつ取ってレバ+ナスという呼称になっています。
私の知る限りこの呼び名は、当初は一部の投資家がiFreeレバレッジNASDAQ100のことを指して使用していたものです。
投資家は当然ある程度その中身を知っていますが、初心者や投資未経験者は何のことか分からないと思います。
NASDAQ100はその名の通り100社の株式で構成されていますが、その構成比率はかなり偏ったものです。
分散投資が鉄則ですから、レバナスと組み合わせてリスクヘッジする際に参考になる記事として以下にまとめていますので、より詳しい解説を見たい方はご覧下さい。
構成銘柄について詳細に解説しています。
ここからは『レバナス』について掘り下げて解説していきます。
レバナスは投資信託
投資信託とは、株式に限らず様々な投資対象を投資家に代わってファンドが運用する商品のことです。
ETFは上場投資信託で、投資信託とは似て非なるものです。
投資家はファンドに手数料を支払うことで、資産運用を丸投げすることが出来ます。
投資は危なそうだし面倒臭そう。。。分からないけど必要そうだから誰か代わりにやってくれないかな。。。
そんな発想は投資未経験者にはよくあるものです。
それを体現してくれるのが投資信託です。
本稿では難しいことには極力触れませんが、投資信託には大きく分けてアクティブ型のファンドとインデックス型のファンドというものが存在し、どちらかと言えばレバナスは後者に分類されます。
どちらが良い悪いとは一概には言えませんが、インデックスファンドの方が良いとする意見が多い理由は以下の記事を参考にされて下さい。
単純に、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てません。
レバナスはインデックスファンドですので、対象となるインデックスの値動きに連動しています。
ただしレバレッジをかけるために先物取引を用いている点には注意が必要で、ボラティリティが大きくなる上、逓減も発生します。
対象インデックス(NASDAQ100)については後述します。
レバナスの仕組み:レバレッジ投資信託
レバナスは投資信託の中でもレバレッジ(テコの原理)を効かせた商品です、、、と言われてもピンとこないかもしれません。
簡単に説明します。
投資の世界におけるレバレッジとは、少ない元手で大きな資産を運用することです。
例えば100円の元手で200円を運用すればレバレッジは2倍です。
この時、200円のものが220円に値上がりすれば、その運用益20円を100円の元手で稼いだことになります。しかしその逆も然りで、200円が180円になってしまえば100円あった元手が80円になってしまいます。
つまり、100円の元手で200円投資した時と同じ損益が発生するのがレバレッジ2倍の意味です。
レバナスはレバレッジ2倍です。
対象となるインデックスの値動きの2倍の値動きをする商品です。
レバナスは投資家から集めた100円を元手に200円分の株式を運用し、200円が220円になったら投資家の資産は120円に、200円が180円になってしまったら投資家の資産は80円になる商品です。
分かり易く簡易的なイメージは以下の図の通りです。
このような運用を行うために、先物取引を行なっています。
より詳しくレバレッジ投資について知りたい方は以下の記事も参考にされて下さい。
レバナスの場合には追証は不要であること、逓減リスクがあることなどにも触れて解説しています。
レバナスの投資先はNASDAQ100
レバナスはインデックスファンドである、と説明しましたが、そのインデックスはNASDAQ100です。
しかしそもそもNASDAQ100の中身が分からない、という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は大和アセットマネージメントがWeb上で提供しているオーナーシップ電卓が便利です。
レバナス即ちNASDAQ100のポートフォリオが一目で分かる優れもので、レバナスを保有することで投資家が持つことになる個別企業の株式の比率が視覚的に理解出来ます。
他にも、NASDAQ100のヒートマップは誰でも無料で見られますのでポートフォリオの把握に役立ちます。
なお、ポートフォリオやセクター、クラスという概念がこの図中に表現されていますが、用語について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にされて下さい。
レバナスは儲かる?
最も気になることではないでしょうか:レバナスは結局のところ儲かるのか。
結論から言うと、過去30年の結果からは最も儲かるインデックスだったが、今後も同じである保証は無い、です。
NASDAQ100は過去30年まで遡ってみても、特に成長が著しい米国株式市場においても最も成長率の高いインデックスです。
特にiFreeレバレッジNASDAQ100はその設定以来、3年間で3倍以上に値上がりする脅威的な成長を遂げています。
上で紹介した通り値下がり場面では大きく下げますので、コロナショックの際には大暴落を経験しています。
しかし対象インデックス=NASDAQ100が長期的に見て右肩上がりであるならば、上昇する日はレバナスはその2倍の勢いで上昇していきます。
あくまで2倍なのは1日単位ですので、長期間に渡る成績で2倍になるとは限りません。
逓減リスクとのバランスで、レバレッジは2倍程度がちょうど良いという考え方にも一理あり、安定して好成績を収め続けています。
結果として、損する行動を取らなければ儲かると言えるでしょう。
一部ではすでに上がり過ぎではないか、と言う声も聞かれますが、その点は全く心配いらないと考えられます。
短期的にはファンダメンタルの影響で上下することはもちろんあると思いますが、長期的には今後も右肩上がりが続くことが想定されます。
その根拠については以下の記事に詳しくまとめていますので参考にされて下さい。
終わりに
レバナスが良さそうなのは分かっても、今更遅くない?
という心配は不要です。
投資信託でレバレッジを用いるという概念を、簡単にですが理解頂けたのではないでしょうか。
ただでさえ投資は怖いのに、さらにレバレッジを使うなどもっての外と思う方もいるかもしれません。
その指摘は間違いではなく、そしてリスクの取り方も人それぞれで良いと思いますし、そうあるべきだと思います。
ただ本稿の結論としては、資産形成に大きくプラスに働く可能性があって、尚且つ追証が不要のレバナスはポートフォリオに入れておく検討の余地が大いにあるのではないか、というものです。
余りに圧倒的な成績を出し続けるレバナスに対して、『あの時買っておけば良かった』と後悔しないためにも、少額でも積立投資しておく事は精神衛生上プラスになることもあるでしょう。
2種類あるレバナスはいずれも楽天証券で取り扱いがあります。
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そんな方にはブログ運営の基礎を学べる以下の記事も参考になりますのでぜひご覧下さい。
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