S&P500のヒートマップは、FinvizのS&P500マップで確認できます。この記事では、色・面積・表示期間・PERの読み方を解説します。最新の値動きはリンク先で確認し、掲載した2022年の画面例とは分けてご覧ください。
ヒートマップはどこで見る?
米国株、全世界株で見られる?
割安・高配当株を探したい
ヒートマップとは、時価総額を面積で、上昇と下落を緑と赤で塗り分けた以下のような表示のことです。

これは『SP500 map』などでググればトップに出てくるFinvizというサイトで確認することが出来ます。
- どの企業がどの程度の規模なのか、その相対的な関係性が視覚的に一目で分かります。
- またどれだけの銘柄が上がったのか下がったのかも一目で分かります。
また、この他にも様々なパラメーターの表示パターンがあります。
それが分かったからといって儲かるわけではありませんが、自分が投資しているインデックスの中身が見えるというのは重要です。
誰でも無料で使用することが出来る上、時価総額や株価以外にも様々な表示機能が備わっています。
そこでこの記事では、ヒートマップの見方と便利な無料ツール『Finviz』の使い方を解説します。
便利なオンラインツールは使い方を知っているに越したことはありません。


- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴17年 (学生時代から)
- レバナス(為替ヘッジなし)とFANG+をメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
SP500のヒートマップの見方
S&P500 Mapで簡単に見ることが出来ます。
セクターごとの区分け
マップは米国株を11のグループに分類したいわゆる『セクター』ごとに分けられています。
セクターの意味は以下の通りです。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| Technology | テクノロジー(情報技術) |
| Financial | 金融 |
| Communication Services | 通信サービス |
| Health Care | ヘルスケア(医療全般) |
| Consumer Cyclical | 一般消費財 |
| Consumer Defensive | 生活必需品 |
| Industrials | 資本財 |
| Real Estate | 不動産 |
| Energy | エネルギー |
| Utilities | 公共事業 |
| Basic Materials | 素材 |


テクノロジーセクターの、特にアップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)、通信サービスセクターのグーグル(GOOG)、一般消費財セクターのアマゾン(AMZN)がいかに巨大な時価総額かがよく分かります。
一方で、通信サービスセクターの元Facebookのメタ(FB)はGAFAMの一角としては規模が小さく、テクノロジーセクターのNVIDIA(NVDA)や一般消費財セクターのテスラ(TSLA)、金融セクターのバークシャーハサウェイ(BRK-B)の方が目立つほどです。
このように、“面積”で時価総額を表現する表示方法は視覚的にその特徴を捉えられますので、数字を並べられるよりも分かり易いという方も多いのでは無いでしょうか。
その代わり、時価総額が小さな企業はあまりに面積が狭いため、ティッカーが表示されないという問題もあります(別に見なくて良いという人にとっては何の問題もありませんが)。
個別銘柄情報の確認方法
見たい箇所にマウスを当てれば、以下の通り銘柄名リストと個別の簡易的なチャートを表示出来ます。


ここではテクノロジーセクターの情報技術サービス分野(アップルの右側の部分)を見た例を示していますが、赤く塗られたティッカーの記載の無い部分にマウスをホバーさせると、その銘柄がEPAMであることが分かります。
この要領で、ティッカーの記載のある銘柄もその値動きは一目瞭然です。
また、ダブルクリックすることでその銘柄のチャート表示のページが別タブで開きます。


時価総額から個別銘柄のチャートまで、直感的に操作して確認することが出来ます。
表示される期間の切り替え
左端にあるタブで切り替えが可能です。


面積に何が割り当てられているかは、表示モードや設定で確認します。以下の画面は過去の記録であり、現在の構成比や割安度を示すものではありません。
そのため、1日の値動き表示でも1年の値動き表示でも、マップの形(面積比)は変わりません。
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米国株式全体のヒートマップ確認方法
S&P500だけではなく、米国株全体の表示に切り替えることが出来ます。
左端にあるメニューから『Full』を選択するだけです。


米国株を広く見る表示でも、掲載対象がETFのVTIの保有銘柄と一致するわけではありません。マップの対象範囲と、ファンドが連動する指数・保有銘柄は分けて確認します。
見た目で分かる通り相当にごちゃごちゃします。
一部を拡大した画像も載せていますが、凄まじい細かさで最早小型株はどんな企業が並んでいるのか判別出来ません。
トラックパッドでスワイプすることである程度拡大表示は出来ますが、それでも小型株を全て認識するには至りません。
一般的には全体の色味や、セクターごとに目に付く大型株の存在を認識するに留める程度の使い方になると思います。
個別銘柄の情報を見ることも、S&P500のヒートマップと全く同じように可能です。
全世界株式のヒートマップの確認方法
S&P500から米国株式全体に切り替えた要領で、『World』を選択することで切り替えることが出来ます。
世界株の表示も、ETF『VT』の全保有銘柄をそのまま並べたものとは限りません。表示対象を確認してから、国や企業の規模を比べます。
ということで、世界の主要国、主要企業に限定した表示になります。


右上には日本が表示されており、その部分をダブルクリックすると上の図の下段のように一覧表が表示されます。
これを見ても分かるように、日本の銘柄は13社しか表示がありません。
またこの表示には米国株は表示されません。
米国と他国の企業を比べる場合は、掲載対象・基準日・通貨をそろえる必要があります。特定のマップで面積が小さいことだけを、その国の株式市場全体の評価に結びつけないでください。
Appleとトヨタの規模の比較は当時の株価・為替によるものです。現在の比率とは区別してください。
ちなみにこの世界株の表示で最も面積が大きいのは、右下あたりに表示されている台湾の半導体メーカーTSMCです。
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ETFのヒートマップの確認方法
同様にして、ETFのヒートマップも見ることが出来ます。
左端のメニューにある『Exchange Traded Funds』を選択するだけです。
本サイトでもお馴染みのETFも並んでいます。


米国を中心とした世界中で、いかに多くの投資が行われているかがよく分かります。
ETFの面積を読むときは、企業の時価総額とファンドの純資産総額を区別します。2022〜2023年の表示額は当時の画面の記録で、現在の資産額ではありません。
投資信託について比較するのは、通常は純資産総額です。大きいファンドほど有利という意味ではなく、同じ基準日・通貨で比べる必要があります。
割安株(低PER)、高配当株の確認方法
Finvizではこれまで紹介したようなパラメーター以外にも、PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)や配当割合などの表示を行うことも出来ます。
例えばS&P500の表示で、『P/E』を選択することでPERによるヒートマップを表示することが出来ます。


この過去の画面では、テスラのPERが高く表示されています。ただし、PERは株価だけでなく利益の変化にも左右されます。赤字や一時的な利益、業種の違いを確かめず、色だけで割安・割高を決めることはできません。
また『Dividend Yield(配当利回り)』を選択すると、高配当株が一目瞭然です。


この2022年の画面では、配当利回りの違いが色で表れています。現在の配当の有無を示す画像ではありません。例えばGoogleの親会社Alphabetは、2024年4月25日に初めて現金配当の開始を発表しています。現在の配当は企業の最新IRで確認してください。
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まとめ:ヒートマップで視覚的に把握する
投資をするにもインデックスの中に埋もれる個別銘柄の特徴を掴むのは簡単ではありません。
GAFAMのような巨大企業についても、巨大なのは知っていても相対的にどの程度なのか分かりにくいこともあるでしょう。
そんな時にヒートマップを使うことで、全体を把握しやすくなります。
投資信託やETFで分散投資を行う際にも参考になると思います。
見直した説明と参照資料
Finviz公式:マップの表示指標(2026年10月17日確認)
更新履歴:2026年10月17日に説明と出典を確認し、2026年10月23日に現在の確認先と過去の操作例の区別を補いました。














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