2026年10月11日更新:QLDの設定日と商品説明を訂正し、為替ヘッジ・経費率・取引方法を現在の資料で比較しました。以前の図・画面は、現在の説明に合うオリジナル図へ差し替えました。
レバナスとQLDは、いずれもNASDAQ100関連指数の日次2倍を目指す商品です。しかし、同じ「2倍」だから円で見た運用成果も同じ、とはいえません。どちらがよいかを考える前に、何をそろえて比較するかを確認しましょう。
QLDは米国ETF、代表的なレバナスは国内投資信託
QLDはProShares Ultra QQQで、Nasdaq-100 Indexの日次2倍を目標とします。公式商品ページに掲載された設定日は2006年6月19日です。ETFの市場価格と基準価額(NAV)は区別します。
iFreeレバレッジ NASDAQ100や楽天レバレッジ NASDAQ-100は、円で売買する投資信託です。ファンドごとの目標指数の定義、配当の扱い、約定日・休業日も資料で確認します。日次2倍という共通点だけで、完全に同じ中身とすることはできません。

円建てであることと、為替リスクがないことは別
大和・楽天のレバナスは原則として為替ヘッジを行います。ただし完全に影響を取り除けるわけではなく、通貨間の金利差などによるコストも生じます。
QLDを米ドルで保有する場合、円に換算した資産価値にはドル円の変動も加わります。たとえば米ドルでの資産価値が変わらなくても、円高になれば円換算額は減り得ます。米ドル建てのQLDチャートを、そのまま円建てレバナスの実績と置き換えるのは適切ではありません。
現在の費用を、同じ種類の数字で比べる
信託報酬は大和が税込年0.99%、楽天が税込年0.77%です。QLDの公表経費率はグロス0.98%、ネット0.95%。ネットには2027年9月30日までの契約上の費用減免が反映されています。単なる信託報酬とETFの経費率は、含まれる項目まで完全に同じとは限りません。
さらに、投信の売買条件、ETFの売買価格差・取引手数料、為替交換やヘッジに関する費用を確認します。「表面の費用が低い方が、必ず手取りの運用成果で勝つ」という比較はできません。
買い方と管理のしやすさも比較する
投信は金額単位の積立を設定しやすい一方、注文時点で約定価格が確定しているとは限りません。ETFは市場の価格で注文する商品で、注文方法や最低単位、取扱いは証券会社によって異なります。QLDの国内取扱いは、その時点の証券会社の銘柄検索で確認してください。
長期の年率リターンは日次目標の2倍を保証しません。過去データの読み方はレバナスの平均利回りと年率の読み方、費用はレバナスのコスト比較を参照してください。
出典・確認日
資料は2026年10月10〜11日に確認しました。商品条件・取扱い・制度は変更されることがあります。目論見書と購入先の最新案内もご確認ください。
本記事は仕組みを理解するための情報で、特定商品の購入や売却を勧めるものではありません。レバレッジ商品には大きな損失のリスクがあり、過去の実績や計算例は将来の運用成果を保証しません。


コメント
コメント一覧 (6件)
[…] レバナスとQLD(ETF)の違い:日本で買うならどっちがお勧め?投資・お金 […]
[…] 比較条件の詳細はレバナスとQLDの違い、日次倍率の計算例はTQQQの日次3倍と複数日の注意点も参照してください。 […]
[…] NASDAQ100のレバレッジ2倍ETFとしては後発のQLD(ProShares Ultra QQQ)が、2022年5月11日現在で資産総額が30億USDを超えるほどになっていることからも、その人気が窺い知れます。 […]
[…] 関連する当ブログの記事:レバナスとQLDの違い、TQQQは日本で買える?日次3倍ETFの注意点、TECLとTQQQは同じ3倍でも違う。 […]
[…] レバナスはETF『QLD』で、その他アセットも各種ETFでシミュレーションを行います。 […]
[…] レバナスとQLDの違い|為替ヘッジ・費用・買い方を比較 2026年10月13日 […]