2026年10月11日更新:2022年時点の比較数値と期間の誤りを取り除き、QLDの2026年9月末公表値と年率の読み方へ更新しました。以前の図・画面は、現在の説明に合うオリジナル図へ差し替えました。
「レバナスの平均利回りは年何%か」という問いに、将来も使える固定の数字はありません。始点・終点、通貨、計算方法を変えると結果も変わるからです。過去の数字は、条件を付けた記録として読む必要があります。
平均年利と、各年のリターンの平均は違う
複利の年率換算リターンは、基本的には「(最終資産額÷開始資産額)の1/年数乗−1」で求めます。毎年の騰落率を足して年数で割る算術平均とは異なります。追加の買付や売却がある積立口座では、さらに資金投入の時期も考慮する必要があります。
たとえば1年目+50%、2年目−50%なら、資産は100→150→75です。騰落率の算術平均は0%でも、資産は25%減り、複利の年率換算は約−13.40%になります。これは仕組みを示す計算例で、商品の実績ではありません。
QLDの最新公表値も、期間によって違う
比較の読み方の例として、ProSharesのQLD公式実績表を確認しました。2026年9月30日時点の米ドル建て・NAVベースでは、過去1年39.57%、過去3年48.07%、過去5年21.56%、過去10年33.44%。1年を超える期間は年率換算です。これはレバナスの成績でも、将来の期待年利でもありません。

NAVベースの実績にはファンド費用が反映されますが、投資家個人の取引費用や税、円に交換する際の影響まで含むわけではありません。ETFの市場価格ベースの成績とも区別します。
QLDの実績をそのままレバナスに当てはめない
QLDは日次2倍型ですが、米ドル建てのETFです。代表的な大和・楽天のレバナスは原則為替ヘッジを行う円建て投信で、費用や運用条件も異なります。レバナスの実際の利回りを知りたい場合は、そのファンド自身の基準価額と分配金、同じ比較期間を使います。
ファンド設定前の時期を含む計算は、実際の運用実績ではなく仮定に基づくバックテストです。指数の定義、ヘッジ、日次リセット、費用をどう扱ったかが分からなければ、実ファンドの成績と並べて順位を決めることはできません。旧記事の古い比較数値は撤回し、今回の図へ置き換えました。
「日次2倍」は「平均年利2倍」ではない
日々の値動きは複利で連続します。上下動や下落局面では、期間全体の騰落率が指数の単純な2倍から離れます。長い期間の高い実績だけを取り出して、同じ年利が続く資産形成計画を立てるべきではありません。
比較条件の詳細はレバナスとQLDの違い、日次倍率の計算例はTQQQの日次3倍と複数日の注意点も参照してください。
出典・確認日
資料は2026年10月10〜11日に確認しました。商品条件・取扱い・制度は変更されることがあります。目論見書と購入先の最新案内もご確認ください。
本記事は仕組みを理解するための情報で、特定商品の購入や売却を勧めるものではありません。レバレッジ商品には大きな損失のリスクがあり、過去の実績や計算例は将来の運用成果を保証しません。


コメント
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[…] タの読み方はレバナスの平均利回りと年率の読み方、費用はレバナスのコスト比較を参照してください。 […]