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SOXLの長期積立ではFIREは無理?少額でも儲かるのは嘘か

SOXLでFIREする方法
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SOXLってこれからも上がる?
もう頭打ち?

〜画像だけでもよく分かる解説〜

3倍レバレッジETFの値上がりは2021年までは凄まじいものがありましたが、2022年初頭からの弱気相場でその勢いには陰りが見えました。

果たしてSOXLはこれからも、長期的に見て上がっていくのでしょうか

不安に駆られているSOXLホルダーもいるでしょうし、これからSOXLで爆益を狙おうとしていた人は始め時を悩んでいるかもしれません。

SOXLでFIREする方法

そこでこの記事では、SOXLにも積立を行なっている億越え投資家の目線で、SOXLでFIRE出来る可能性今後のSOXLの有用性について解説します。

まだまだこれからも伸びると思います、早速見ていきましょう。

目次

SOXLの実績

SOXLがどのようなETFなのかを詳しく解説した記事がありますので、ここではその特徴をざっくり振り返るに留めておきます。

SOXLは半導体関連銘柄で構成された、3倍レバレッジETFです。

投資信託のように様々な企業の株式のパック商品ですが、ETFは投資信託とは異なります。

その違いについては以下の記事を参考にされて下さい。

さて、このSOXLは設定から10年余りの期間に、実に10,000%以上の値上がりを記録しました。

10%ではありません、1万%です。

100倍以上に値上がりした訳ですから、100万円が1億円以上にまで膨らむ計算です。

これだけ派手に値上がりすれば、話題にもなります。

その後2022年に入って大きく値を落としたものの、それでも5,000%以上です(2022年3月時点)。

それは3倍のレバレッジと、テクノロジーの進歩に必須の半導体分野の成長とがちょうど重なって、2013年あたりから急速に成長をしてきたことによります。

実際のチャートをこの後示しますが、大幅な値上がりをする株価や指数のチャートを見る場合、このサイトでは度々注意を喚起してきましたが縦軸を対数目盛りにして確認することを推奨しています。

要するに、『一定の割合で成長する』場合、縦軸を対数目盛りにしておかないと終盤の値動きがやたらと強調されてしまうため、『値上がりペースが加速している』という錯覚を起こしてしまいます。

SOXLのチャートを対数目盛りにした場合とそうでない場合とで見比べて見ても良く分かります。

SOXLの過去チャート(Linear/Logarithmic)
<クリックで拡大出来ます>

LinearとLog表示のチャート比較
クリックで拡大出来ます

10年スパンで見て、安定的とは言えないものの右肩上がりが続いているのが分かります。

特に対数目盛りで見ると、2013年から乱高下しながらも同じような傾きで上がり続けているのが分かると思います。

こうして見ると、2021年末から2022年1月の乱高下も、相対的には大した事がないと分かると思います。

Linear表示ではコロナショックよりも大きな下落になっていますが、Log表示ではその半分にも及びません。

同じ5万円のロスでも、10万円が5万円になったら痛いですが、100万円が95万円になるくらいなら、という事です。

対数目盛りにしない場合は、まるで2020年から突然大幅な値上がりをしたバブルかのように見えてしまいます。

資産運用の際には『何円上がり下がりしたか?』ではなく『何%上がり下がりしたか?』が重要ですので、見るべきは対数目盛りのチャートの方です。

FIREするための要件

SOXLでFIREを狙うためのシミュレーションの前に、FIREを達成するための要件も振り返っておきましょう。

俗にいう4%ルールはトリニティスタディが元になっており、その前提条件はあくまでも過去のデータ、かつ株式の保有割合が50%以上とした論文のデータが根拠です。

詳しくは以下の記事で説明していますので詳細は割愛しますが、暴落が来ようともひたすらに一定割合で取り崩していくことで、資産を残したまま生活を続けることが出来るというものです。

このことについて、『運用資産が右肩上がりを続けていないと成り立たない』という指摘を見かけることがあります。

その考え方は正しいでしょうか。

簡単な例で考えてみましょう。

100万円の資産が毎年4%の成長をずっと続ける場合:

100万円→104万円・・・4万円を取り崩して残り100万円
(年間100万円の4%に当たる4万円を永久に確保可能)

100万円の資産が50万円に目減りした年の場合:

100万円→50万円・・・4万円を取り崩して残り46万円
(このペースではあっという間に資金が枯渇)

100万円→50万円・・・4%に当たる2万円を取り崩して残り48万円
(一定割合で取り崩せば資金枯渇は起こらない反面、取り崩せる金額が減る)

何が言いたいかというと、『定額取り崩し』は値下がり期間中に資金が枯渇する可能性がありますが、『定率取り崩し』なら枯渇の可能性は無い、ということです。

いや、値下がりした時に取り崩せる額が減るのは問題でしょう、それはFIREとは言わないんじゃ。。。

という意見もあるかもしれません。

ここはFIREの定義云々とか、考え方が個人個人で異なるということもあるでしょう。

Y-bow

だからこそ、以下の問いのように集約することが出来ると思います。

定率取り崩しを許容出来るか?

  • 1億円の時は400万円を取り崩す
  • 5000万円になったら200万円を取り崩す
  • 2億円になったら800万円を取り崩す

そもそも、調子の良いレバナスのように右肩上がりが続くような資産であれば4%でなくても、もっと高い割合で取り崩しても資産が減ることはありません。

高い成長率の金融商品を用いたFIRE計画の一つとして、レバナスを例に取って説明した記事がありますので参考にされて下さい。

では今後のSOXLではどうでしょうか。次はそのことについて解説していきます。

SOXLでFIRE出来るか?

FIREのイメージ

SOXLでFIREするための前提は、上記のごとく定率取り崩しを許容出来るかどうかにかかっています。

その場合、考えなければいけないのはSOXLの値動きの激しさです。

平気で数ヶ月の間に50%近くの変動を見せる場合もあります。

下落・低迷期間が長期にわたる場合には取り崩し可能な金額が大きく減少する可能性もあります。

一般に目標にされる水準である『7,500万円』をSOXLで持っている場合、その金額に達した瞬間であれば4%は300万円ですが、3ヶ月後には半分の金額になってしまっているかもしれません。

Y-bow

そうしたらその4%は150万円ですから、これだけで生活するのは厳しいでしょう。

それではFIREになりません。

ではSOXLでFIREが可能になる条件とは何でしょうか?

4%ルールで考えるならば、それは以下の2つです。

・SOXLが長期的に年平均4%以上で値上がりすること

・暴落が起こってもその4%で生活が出来ること

当たり前!!

と思ったでしょうか?

しかし実はこの条件、どんな資産アセットでFIREする場合にも言えることです。

ただ暴落時の値下がり幅が大きいので極端な条件に見えるだけで、レバナスだろうがVTIだろうが全世界株だろうが、一緒です。

その上で、SOXLでそれがクリアできる可能性はどの程度でしょうか。

これについては結局のところ『未来は誰にも分からない』としか言いようが無いのですが、それではつまらないので少し考えてみたいと思います。

考えるべきは『SOXLの将来性』です。

SOXLの将来性を考える

将来性のイメージ

SOXLの未来は半導体の未来にかかっています。

半導体分野は今後、成長が見込めるのでしょうか?

半導体分野の成長は人類の文明が成長する限り継続すると考えられ、根拠や予測が様々に挙げられています。

先ほど紹介した対数グラフでのNASDAQ100の成長を説明した記事でも紹介したように、ムーアの法則も継続的に成立しています。

極論すれば、人類の文明が発展する余地は無限と言えるほど途方もない先まであります。

宇宙の話は少し飛躍があるかもしれませんが、、、

半導体はありとあらゆる電子部品に含まれており、スマホやPCに限らず、ガソリン車/電気自動車、テレビ、VRゴーグル、ロボット掃除機、CT/MRIなどに至るまでに使われています。

発展する業種がどこであっても、そこには半導体の需要が生まれるのです。

どの分野の成長にも欠かせない電子部品としての半導体の強みです。

SOXLはETFですから、市場の需要と供給によりその価額はテクノロジーの進歩とは異なる次元で上がり下がりはします。

しかし長期的に見れば半導体産業は成長を続けると予想されますから、その関連企業の企業価値も上がっていくと予想するのは理に適っているのではないでしょうか。

NASDAQ100も短期的には上下するものの、人類社会の発展とともに右肩上がりになってきていることと一緒です。

そして、仮にそうであるのなら、その右肩上がりの値動きにレバレッジをかけることは将来的にはプラスになるとも考えられるわけです。

SOXLの値上がりペースはTQQQと同等です。

起点をどこに置くかで変わりはしますが、チャートはかなり類似した形状になっています。

SOXL vs TQQQ
<クリックで拡大出来ます>

SOXLとTQQQのチャート比較
クリックで拡大出来ます

産業の関連上も、SOXLは今後もNASDAQ100と近い値動きをしつつ、上昇を続けていく可能性が高いと考えられます。

あのTQQQと同等以上のパフォーマンスがこれまで続いてきていて、今後も期待される、それがSOXLです。

注意するべきは一括での購入のリスクで、特に購入直後に暴落があった場合には回復に時間を要するケースがあります。

この点についてもレバレッジ商品であるレバナスを例に取ってシミュレーションした記事がありますので参考にしてみて下さい。

結論として、少なくともある程度の期間は積立をするべきだと思います。

終わりに

FIREを目指す20代〜40代の方が本当に増えてきました。

米国での投資活性化に遅れること数十年、既に取り返しのつかないほどの後進国になってしまった日本の将来はお世辞にも明るいとは言えないでしょう。

そんな未来を生き抜いていく若手の資産形成は、もはや昇給では達成出来ない時代になって久しく、投資は必須のスキルと言えます。

そして出来るだけ若い時期にまとまった資産を形成するためには、レバレッジを上手に活用することが一つの手段となり得ます。

レバナスに人気が集まるのもそうした背景があってのことでしょう。

SOXLはTQQQが自由に利用出来ない日本にあっては、長期的に値上がりが期待される数少ない3倍レバレッジ商品の一つです。

ハイリスクハイリターンと言えば簡単ですが、それを使ってFIREすることももちろん可能で、しかし全財産をSOXLに注ぎ込むのは危険と思います。

この記事で見てきたような状況をまずは正しく理解した上で、ポートフォリオに組み込んでみるのも面白いのではないかと思います。

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