お金にまつわる悩みは人それぞれですが、ポイントも資産も増やせるに越したことはありませんよね。
- 給料は上がらず、
- 税金は上がり、
- 物価も上がり、
- 年金受給額は減り、
- 退職金も減る
そんな話に辟易ですが、自分で出来ることは限られています。
もちろん、収入アップのために出来ることもあるでしょう。
しかし、それよりも遥かにハードルが低いのが投資です。
そして、投資をするにも少しでも“お得に”したいものです。
そこでこの記事では、投資をする際にクレジットカードを使うことでポイントを貯め、その他の買い物で貯めたポイントも投資に回すというお得な投資方法を紹介します。
楽天証券でポイントを貯めつつ、SPUアップも狙えます。
2022年4月に条件改悪がなされたものの、ポイント投資とSPUアップは出来ますのでぜひ検討してみましょう。
- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴15年 (学生時代から)
- レバナス/USA360/3倍ETFをメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
クレジットカードで投資信託/株は買える?
買えます。
クレジットカードのお買い物枠の現金化は認められていないということを理解していると、金融商品を購入することもNGでは?
と思われるかもしれません。
確かに投資信託や米国株をクレジットカードで購入し、それを売却すれば現金が手に入ります。
但し、金融商品購入に際しては定められた枠内での利用に限ってOKです。
楽天証券で、楽天カードによる購入については毎月50,000円まで購入が可能です。
積立NISAの限度額はカバーされます。
ただ、積立NISAあるいは2023年以降の新NISAは、NASDAQ100に連動する商品が選択出来ないなどそもそもの課題を抱えています。
NISA枠にとらわれず、特定口座で積立を続けている方も少なくないでしょう。
ポイントはどれくらい貯まるの?
2022年9月の改悪で以下のようになります。
- 信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満:還元率0.2%
- 信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)以上:還元率1.0%
つまり、楽天投信投資顧問(楽天グループ)が多目に手数料を取る商品を購入する場合に限って還元率が1.0%となります。
改悪前までは一律で1.0%でしたので、手数料の低い商品を積み立てられている方にとっては残念な改悪です。
一方で、レバナスのように信託報酬が高めの商品の場合には影響がありません。
なお、レバナスの手数料が高いのか?については以下の記事を読まれてみて下さい。
決して高いとは言えず、大事なのは費用対効果です。
ハンバーガーより高いからと言ってテリヤキバーガーを買わない理由にはなりませんよね。
還元率が1.0%であれば、10,000円の購入に対して100ポイントです。
還元率が0.2%であれば、10,000円の購入に対して20ポイントです。
毎月いくらずつクレジットカードで購入するかにもよりますが、このあと説明するポイント投資の条件を達成するためには十分と言えるでしょう。
ポイント投資の定義と効果
楽天公式ページによれば、以下のように定義されています。
- 楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定の上、
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5倍
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)でポイント+0.5倍
※米株積立および買付手数料無料海外ETF(9銘柄)除く。
ポイントコースとマネーブリッジは設定しておくだけでOKです。
楽天証券と楽天銀行の口座をそれぞれ持っていれば、特に難しいことはないと思います。
一方で、30,000円以上のポイント投資、とはどういうことでしょうか。
ポイントだけで30,000円分の投資を毎月コンスタントに続けるというのは相当にハードルが高いと思います。
特に、投資に回せるのは『通常ポイント』のみであり、『期間限定ポイント』や『その他のプログラムからの移行ポイント』は投資には使えません。
新型コロナの流行移行、飛行機の利用が避けられてきたためマイルが余っているなどの理由で、ANAなどから楽天にポイント移行をされた方もいるのではないでしょうか。
私も移行しました。
しかしその『元マイルだったポイント』は投資には1ポイントたりとも回すことは出来ません。
そうなると、ポイントだけで毎月30,000円分の投資をしなければならないのでしょうか。
そこは心配要りません。
ここで重要なのは、ポイント投資という言葉の定義です。
ポイントを1円分以上含む投資をポイント投資と定義されています。
気をつけるべきは、ポイントを使わずに行う投資はカウントされないということです。
- 1ポイント + 29,999円
- 30,000ポイント
- 1ポイント + 14,999円、1ポイント + 14,999円(=合計2ポイント + 29,998円)
- 1ポイント + 14,999円、15,000円(=合計1ポイント + 29,999円)
- 20,000ポイント、10,000円(=合計20,000ポイント + 10,000円)
- 米国株積立
- 買付手数料無料の海外ETF(QQQ, SPY, VT, VTIなど)
自動積立設定をされている方は、その積立額とは別に30,000円分のスポット購入をしなければならないことになります。
従って、毎月80,000円を積み立てられる方は、クレジットカードで50,000円、スポット購入で1ポイント+29,999円という組み合わせで投資を行うのが良いということになります。
また、ポイント投資に回すポイントはクレジットカードで金融商品を購入した時に付与されるポイント“以外”で調達する必要があります。
クレジットカードで金融商品を購入した際に得られるポイントが、期間限定ポイントだからです。
まとめ
クレジットカードを使って投資をお得に行う方法を紹介しました。
楽天証券はサービスの改悪が相次ぎ、評判を落としてしまっているという声も聞きます。
しかし、元々が大盤振る舞い過ぎただけです。
ポイントプログラム自体が消えてしまった訳ではありませんし、使い易さや取扱商品ラインナップの豊富さも相変わらずです。
その他のおすすめ証券会社と合わせて、複数口座を持つ内の一つに良いと思います。
毎月積立を継続することは資産形成における最も重要なポイントの一つで、その期間が長ければ長いほど利益を得られる可能性が高くなります。
2022年9月以降、クレジットカード投資による還元率1.0%を達成可能な商品の中で、私が個人的に気に入って積立を行なっているレバナスも、例え巨大な暴落に見舞われても積立投資ならダメージは最小限です。
より心穏やかに資産形成を進めたい方は、S&P500や全世界株への長期積立が良いかもしれません。
但し複数の商品を同時に購入する場合には、購入する商品間の投資先被りには注意しておきましょう。
被ったからと言って損失を被るわけではありませんが、分散投資しているつもりが全く意図しないポートフォリオになってしまっているかもしれません。
基礎知識はしっかりと身につけた上で投資を進めましょう。
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