2026年10月11日更新:商品の仕組みと現行の公式案内を確認し、過去の実績・仮定計算・将来の見通しを分けて整理しました。この記事は一般的な情報提供であり、特定商品の購入や将来の利益を保証するものではありません。
レバナスの設定より前に、ITバブル崩壊やリーマンショックのような下落が起きていたらどうなったのか。長期バックテストは、この疑問を考える材料になります。ただし、米国ファンドの実績をそのまま日本のレバナスの実績として扱うことはできません。
UOPIXはレバナスそのものではない
UOPIXはProFundsのUltraNasdaq-100 ProFund Investor Classで、1997年12月1日に設定された米国の投資信託です。NASDAQ100の1日ごとのリターンの2倍を目指します。ETFではありません。
QLDは米国上場ETFで、設定日は2006年6月21日です。代表的な国内レバナスは円建て投資信託で、原則として為替ヘッジを行います。UOPIXやQLDのドル建て成績とは通貨・費用・税金・運用条件が異なります。

旧版の比較期間は約24年2か月
旧版で用いた1997年12月31日〜2022年2月28日の期間は、約24年2か月です。「25年間」という表現を訂正しました。また、2000年の高値を論じる段落の「2017年末」は「1997年末」の誤記でした。
2022年2月末までの結果は、2026年現在の成績ではありません。2000年の高値から2022年2月末までは約22年で、これも25年ではありません。期間を数年ずらすだけでも評価は変わるため、開始日と終了日を必ず確認します。
「日次2倍」と「長期の利益2倍」は違う
レバレッジ商品の目標は、多くの場合、指数の1日ごとの騰落率の2倍や3倍です。数年後の利益が指数の2倍・3倍になるという意味ではありません。値動きの順番、変動の大きさ、費用、為替などで長期の結果は変わります。

右肩上がりの相場では複利が有利に働く場合もあります。一方、激しい上下動や長い下落は大きな損失につながります。「保有期間を長くすれば解決する」「積み立てれば必ず元に戻る」とは言えません。
長期の比較で確認する条件
同じ期間・通貨にそろえ、分配金再投資の有無、価格の分割調整、運用費用、為替ヘッジ、積立のタイミングを記録します。円で生活する人がドル建ての最終残高を見るなら、円換算と為替の影響も別途確認する必要があります。
費用の低い商品が有利な条件はありますが、それだけで国内レバナスがUOPIX以上の成績になるとは判断できません。長い運用実績は参考資料であり、将来の成功確率を示すものではありません。

暴落に耐えられる金額で考える
大幅下落が起きた後に必要な回復率は、下落率と同じではありません。下落の間も積み立てられる収入があるか、生活費や教育費を途中で取り出す予定があるかによって、同じ商品でも負えるリスクは異なります。
バックテストは「最終的にいくらになったか」だけでなく、途中の最大下落、回復までの期間、資金が必要になる時期まで含めて読みます。
あわせて読みたい記事
レバナスの利回り:過去のシミュレーションを簡単に見る方法 / レバナスでFIREするには:取り崩しシミュレーション
参照資料・確認日
商品情報と制度は2026年10月11日に確認しました。目論見書・対象商品・取扱いは変更されることがあります。


コメント
コメント一覧 (5件)
[…] レバナスの利回り:過去のシミュレーションを簡単に見る方法 / レバナス長期積立シミュレーション:ITバブル崩壊とリーマンショック […]
[…] 長期バックテストと暴落リスク / レバナスとQLDの違い […]
[…] UOPIXで見る長期バックテスト / 実績と仮定を分けた検証方法 […]
[…] レバナス長期積立シミュレーション:ITバブル崩壊とリーマンショック / レバナスでFIREするには:取り崩しシミュレーション […]
[…] 半導体スーパーサイクルは本当に終わるのか?――AI需要の爆発、設備更新、そして巨額の利益を手にしたメモリメーカーの未来 / レバナス長期積立シミュレーション:ITバブル崩壊とリーマンショック […]