18歳になったら証券口座を作り、投資信託やETF、株式投資が可能になります。
高校生でも投資が可能です。
親権者の対応が出来れば、18歳未満でも可能です。
この記事では、可能な限り早く投資を始めることでお金に困らない人生を送れるように、主に高校生を対象として投資を始める際に必要な情報をまとめました。
- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴15年 (学生時代から)
- レバナス/USA360/3倍ETFをメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
成人年齢の引き下げと投資の必要性
成人年齢の引き下げに伴い、高校生(18歳)から自分の意思で証券口座を開設することが出来るようになりました(2022.4〜)。
それと合わせて高校教育の中で投資に関するカリキュラムが組まれ、いよいよ貧困国となった日本政府の危機意識が若者に向けられて来ました。
これを読んでいる高校生の皆さんは、その多くが将来貧困に苦しむイメージを持っていないでしょうし、給料がいくらになるとか老後資金がどうとか、関心も無いかもしれません。
関心はあっても、まだまだ先の話なので自分ごととして捉えるのは難しいかもしれません。
私は高校どころか大学時代でさえそんなことは考えもしませんでした(相当適当な方です。。。)。
しかし、日本が国際的に貧しくなっていく環境の中で、
- 給料は30年以上も上がらず、
- 退職金も年金も当てに出来ず、
- 高齢化は進み、
いよいよ世界のインフレのあおりを受けて物価も上昇して来ます。
- 広がり続ける格差社会
- コロナ禍でいつまでも萎縮した社会
- どこを見ても『お金がない』という大人達
生活するために、やりたくもない仕事を押し付けられる未来が多くの若者を待ち受けています。
それが嫌だから、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)を目指す若者が増えて来ているのです。
社会人になってから、様々なしがらみの中で軍資金を確保して、コツコツ投資を続けることでももちろんOKです。
その時に失敗しないために重要なのは、先ずは正しくお金の情報を学び、経験を積むことです。
高校生でも証券口座を作れる
中学生でも小学生でも0歳児でも。
ただ、未成年口座(開設に親権者の対応が必要になる)ではなく、通常の総合口座を自分の意思で作ることが18歳以上には許されています(2022年4月以降)。
2022年3月以前は20歳以上でなければなりませんでしたので、大きな進歩です。
口座の開設にはお金は掛かりませんし、ネット証券(楽天証券やSBI証券、LINE証券、松井証券など)であれば手続きは全てオンラインで済ませることが出来ます。
本サイトではレバナスを例に取って証券会社の紹介をしていますので、どこで口座を開設するかの参考にされて下さい。
複数の証券口座を持っておくことはリスクヘッジのためにも有用です。
大人でもそうですが、思い立ったが吉日です。
今行動しなければ、どうせ明日も行動しません。
来週も来年も、きっと投資を始めていないことでしょう。
そんな機会損失を被るくらいなら、百歩譲ってまだ投資を始めなくても良いので口座だけは開設手続きを行っておくことをお勧めします。
動き始めると関心を持つ可能性も高まりますし、投資のハードルが一気に下がります。
何をするにも動き始めが最も労力を要するので。
投資を始める時に外せないポイント
投資で着実に資産を増やすためには、以下のポイントが重要です。
- インデックス投資を行うこと
- 長期に積み立てを行うこと
これだけは肝に命じておいて下さい。
例えば、毎月1000円ずつを米国株式インデックス(S&P500など)に連動する手数料の安い投資信託に積み立てを行う、などです。
この逆のことは推奨されません。
つまり、短期での売買を繰り返すことや、上がりそうな銘柄を探して購入することなどは避けるべきです。
- この会社の株は上がりそうだから買おう
- 今は値上がりしているからまだ上がるだろう
- 下落して損失が拡大しそうだから今のうちに売っておこう
高校の授業で投資に詳しくもない家庭科教師から、運用のセンスも無い国が作った教科書をベースに学んだだけでは実感も無いと思います。
儲け話のように聞こえ、何が正しいのかも判断出来ないことでしょう。
だからこそ、正しい情報を得て、納得した上で投資をしていくべきだと思います。
まだまだ資産形成のための時間を長く取れる10代の強みを活かし、先ずは行動してみることをお勧めします。
いかに運用する金額が小さくとも、意味はあります。
ネット証券では毎月100円からでも投資をすることが可能ですので、バイト代でもお小遣いでも十分に経験を積むことが可能です。
もっとハードルを下げて、お金ではなくポイント投資でも同様の値動きを体験することは可能です(楽天ポイント運用)。
しかし出来れば実際に自分のお金を使って投資することをお勧めします。
自分の資産が日々上下することを体験することで、資産運用というものがどういうものなのか、自分のリスク許容度がどの程度のものなのかを知ることが出来ます。
また将来、狼狽売りによる巨額の損失を被ることを抑制することも出来ます。
積立投資を始めてみる
証券口座の開設手続きを済ませたら、実際に始める投資のプランを考えてみましょう。
具体的に購入したい投資信託やETFが決まっているという方はまだ少ないと思います。
そもそも投資信託やETFというものが何なのかも良く分からないかもしれません。
取り敢えずは分からなくても大丈夫です。
私も何も分からずに、何となく目についた投資信託で積み立てを始めた思い出があります。
今となってはその時に積み立てを始めた商品を何一つ保有していませんが、良い経験にはなりました。
一度決めた商品を買い続けなければならないということは一切ありませんので、先ずは少額で設定してみるのが良いと思います。
例えば、世界的に人気のETFであればどのような投資イメージになるのか、以下の記事を参考にされてみて下さい。
日本人でVTIの存在を知っている人はまだ非常に少ないでしょう。
高校生の段階でこの記事に辿り着けたあなたは、とてもセンスが良いかラッキーだと思います。
そんなことを言われても、今は胡散臭いなと思われるかもしれません。
しかし、その内にその意味を分かって頂ける日が来ると思います。
もう少しリスクを取っても良いなと思える方は、当サイトでしばしば取り上げるレバレッジ商品を試してみるのも良いかもしれません。
あくまでも様々な投資を行う中での一部として使い始めるのが良いと思いますが、先ずはどのようなものなのか概要を知っておきましょう。
終わりに:高校生が投資をすることの意味
最大のメリットは、若くして経験を積めることです。
もちろん投資期間を長く取れることで、複利効果を最大限に享受可能という面もあります。
しかし高校生が捻出出来る金額などたかが知れていますから、実際に資産を大きく成長させるのはまだ先です。
それよりも積立投資の経験をいち早く積み重ね、投資に高い関心を持って正しい知識を身に付け、20代〜30代になった時に適切な資産形成を実行出来るようになることが重要です。
株式だけが価値を高め続けることは100年、200年遡っても揺るぎない事実です。
今後もその傾向が変わらない保証はありませんが、もしその傾向が変わることがあればそれは、現在の人類社会のあり方そのものが変わることを意味します。
開かれた株式市場があるうちは変わらないと私は考えています。
少額で投資を始めてみてから学んでいっても遅くはありませんから、先ずは動いてみましょう。
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