投資が重要らしい、投資をしないと老後が大変らしい、という認識は一昔前に比べるとかなり根付いてきているように思います。
投資信託を積み立てている人も増えましたし、ETFにも関心を持っている人も実際に私の周りで増えてきました(私が啓蒙しているせいもあると思いますが)。
しかし未だに『投資はギャンブル』のような認識の方も多くいるのが残念な現状です。
そこでこの記事では、今一度投資に関する考え方を見直して頂くための基本的な内容をおさらいします。
長期投資と複利効果とは
ドルコスト平均法とは
金融商品はどこで買えば良いのか
理解仕切れなくても問題ありません、間違った認識さえしなければOKです。
- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴15年 (学生時代から)
- レバナス/USA360/3倍ETFをメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
金融知識
日本ほど金融リテラシーが低い先進国は珍しいのではないでしょうか。
2022年度からは高校教育でもお金/投資関連の授業が開始されましたが、そもそも教える先生も詳しくない方が多い中、子供に正しい知識を伝えるのは難しいかもしれません。
今回は、今からすぐにでも始めるべき、積立投資について簡単に説明したいと思います。
子供の将来に備えて、あるいは自身の老後に備えて、という目的であれば時間はまだ沢山ある、という方も多いのではないでしょうか。
10年、20年スパンで考えましょう。
投資をどう捉えるか、については以下の記事を参考にしてみて下さい。
初心者向けです。
長期と複利
そもそもなぜ長期投資なのか?
一括のリスクをカバーしてくれるからです。
上記の記事の内容が難しいと思ったら、とりあえず以下の数字だけでもイメージを膨らませてみて下さい。
先ずは以下のサイト(金融庁シミュレーションサイト)などで積立投資のイメージを持ってみて下さい。
設定パラメーターは仮に月々2万円、想定利回り3%、期間を20年としてみましょう。
結果はおよそ650万円となります。
もし皆さんが20代なら40代のうちに、40代でも60代のうちにこれだけの資産を築くことが可能、ということを示唆します。
あくまでも想定ですが、利回り3%という数字は極めて保守的な数字です(投資対象によっても変わりますが)。
仮に月々3万円、想定利回り6%、期間を30年としてみましょう。
今度は3,000万円となりました。
長期に積み立てる意義の一つは、複利の効果は期間が長いほど強く現れてくること、です。
1988年からの30年間平均でS&P500は約9.0%、NASDAQは約16.5%です。
投資の世界に“タラレバ”はありませんが、もし1988年から30年間、S&P500に毎月3万円積み立てていたら、5,000万円を超えています。
それがNASDAQだったら2億9,500万円です。
勿論、この先もこれらの市場が同様の成長を延々と続ける保証はありません。
どこまで行っても投資は自己責任。
しかしそれを言っては元も子もありません。
このブログでは事実をベースにしら論理的な考え方を大切にしていますので、少しだけ考察します。
以前の記事にも書きましたが、株式市場(特に米国)は人類社会の成長に基づき成長しています。
決してマネーゲームとして上がっている訳ではありません。
株式会社という仕組みが誕生して以来、あらゆる側面で成長してきた社会を反映しています。
従って、今後人類社会が全体として成長していくと考えるなら投資すべき、衰退していくと考えるなら投資しないべき、というのが私の考えです。
ドルコスト平均法
小難しい御託はいらない、という声も上がりそうなので、、、積み立てることのもう一つの意義はドル・コスト平均法が使えることです。
当たり前のようにご存知の方は飛ばして下さい。
これは、何か(株でも投資信託でも)を買う時に、『安い時に多く買い、高い時に少なく買う』を自動的に達成してくれる仕組みです。
とは言っても、何もややこしいプログラムを組むわけではなく、単に毎月(或いは毎日でも)決まった金額だけ買うことで達成出来ます。
これは証券会社で積立設定をすれば済むことであり、投資の基本スタイルの一つと言えるかもしれません。
NISAというものはこれを推奨する仕組みですが、どうも金融庁の情報発信がややこしいため理解が得られず、とっつきにくさを与えてしまっている印象です。
難しいことを考えず、とにかく毎月1,000円でも良いので設定してしまいましょう。
先ずは体感することが大切です。
何に投資したら良いか分からない、、、という悩みは置いておきましょう。
迷ったら信託報酬の低い米国株関連の投資信託がオススメではありますが、関心のあるものや目を引くもの、自分の詳しいジャンルのものなどで良いと思います。
実行に移す
さて、次のステップは実際に金融商品を保有することでしょう。
どこで何を買えば良いのか?悩みますよね。
とにかく初めてみること、と書きましたが私の周囲でもそれが実は最初の大きなハードルになっているようです。
全く金融商品と付き合ってこなかった場合、それは当然だと思います。
しかし、想像以上に簡単なことであると認識して下さい。
ほっともっとでお弁当を電子マネーで買うのと同レベルです。
金融機関窓口
私は地銀や大手証券会社の窓口に突撃してデビューしましたが、、、その時に積立を開始した商品を現在は一切保有していません。
これは金融機関を否定するものではなく、初心者は理解が追い付かないので自分で判断、取捨選択出来ないからと言う理由です。
自分に合った投資手法を考えるには、やはり先ず情報が必要です。
投資信託一つとっても、様々な考え方があります。
運用に関する知識がない内は特に、長期投資に向かない商品や手数料の高い商品に目が行きがちです(往往にしてそのような商品は心躍るようなキャッチフレーズがついていたりします)。
騙されるとは言いませんが、適切な商品選択が出来ない可能性が極めて高いと思います。
あくまで勉強のためと割り切って話を聞きに言ってみる、と言うことであれば初心者でも賛成です。
何事も動き出してみると勉強するモチベーションが上がってくるものです。
ネット証券会社
初心者にはもちろんですが、総合的にオススメなのが楽天証券やSBI証券といったネットで完結する証券会社の利用です。
本サイトではレバナスという商品を扱うことが多く、それに関連する説明記事になってしまいますが、以下のような簡単操作で完結しますので是非チャレンジしてみて下さい。
古くからネット証券に対応してきた松井証券などもおすすめです。
一見すると、案内人がいないのでむしろ商品選択が大変なのではないか?と思うかもしれません。
ラインナップも窓口で紹介されるよりも圧倒的に多く、もはやどうすれば良いのか分からない、と。
しかしそこは安心して下さい。
もちろん便利なソート機能もあれば、その場で目論見書も見られますが、、、それ以前に初心者については「手数料が低く、純資産額が大きく、積立設定ランキング上位のインデックス型の投資信託」程度でまずは設定・経験してみる事をオススメします。
何それ?という方。
まずは口座を開設してみましょう。
スーパーで「安くて、大きくて、広告チラシに載っていた玉ねぎ」を買おうと思ったら、まずはスーパーに行きますよね。
ある程度欲しいものに目星をつけておけば大丈夫です。
目星のつけ方、儲かるか否かについては別の記事で紹介しようと思いますが、金融商品の値動きに慣れることは極めて重要です。
少々の値上がりに歓喜し、少々の値下がりに狼狽する、値動きのある商品を初めて持つと良くあることです。
気持ちはとてもよく分かります。
現に自分の資産が変動しているわけですから。
しかし長期の積立投資というのはその感情を封印しなければなりません。
理由は、場当たり的な対処は損害を招くからです。
これは過去の運用成績などからも言われることですが、実感を伴って理解するにはこの記事の内容に対してやや煩雑なので、関心があれば以下の記事を参考にして頂ければと思います。
金額が大きくなればなるほどに、それは想像以上に難しいものです。
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