- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴15年 (学生時代から)
- レバナス/USA360/3倍ETFをメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
はじめに
投資というと、がっぽり儲けようと手元資金を投げ打って株や暗号資産(仮想通貨)などを購入し、その値上がりを待って一喜一憂するというイメージかもしれません。
もっと言えば、沢山のモニターを前に様々なデータとにらめっこしながら、一日中何かの値動きや最新情報と格闘しながら、ともすれば大損して破産などという極めて警戒すべきものと思われている方も多いかもしれません。
このブログはそんな日本の憂うべき金融リテラシーの低さを解消し、子供世代が歩んでいく日本を世界で取り残されないようにしたいというのが目的の一つです。
今回は、ただでさえ忙しいのにそこに育児が加わって、ますます投資どころじゃ無い!という方のために、取り敢えずコレをしておけば良いという結論を先ず説明し、その後で少々細かな情報に触れることにします。
この記事のターゲット:
- 投資初心者
- 育児中で時間が取れない方
- 子供の将来に備えたいと思っている方
【推奨】先ずはコレだけ設定を!
手軽に始めるためにもネット証券の利用を推奨します。
- 手数料もかからず
- 外出も不要
- 手続きの時間帯も選びません
まず楽天証券に口座を開設し、
- 慎重に進めたいならば積立てランキング上位Top3の商品
- 少しリスクを取ってもいいからリターンを大きく期待したいのならiFreeレバレッジNASDAQ100
を、毎月積み立て設定してみるなどが良いかもしれません。
どのような投資が自分に向いているのかを知るには基礎知識は欠かせませんが、当サイトの投資関連記事が難しいと感じたら以下のようなファイナンシャルプランナー無料相談などを活用してみても良いでしょう。
出来れば楽天カードによるカード引き落とし(月々5万円が上限、2022年4月現在)、または楽天銀行と連携(マネーブリッジ、ポイントアップも同時に達成出来ます)して自動引き落としとすれば尚お得です。
資産形成の始め方については以下の記事に詳しくまとめていますので参考にされて下さい。
設定金額は個人の余裕のある範囲内での設定とし、生活防衛費(仕事が出来なくなってもある程度:6〜36ヶ月程度の生活が可能な現預金)には手を付けない様に気をつけて下さい。
仮にもし、生活防衛費を確保した上で、余剰資金で毎月2万円の貯金が出来ているなら、私なら毎月1万〜1.5万を積み立てていくと良いと思います。
大前提は長期積立とすること
さて、ここからは少し詳しく、なぜこのような設定を私が推奨しているのかを説明していきます。
長期積み立てに関する基本的な説明はこちらの記事を、レバレッジについてはこちらの記事をそれぞれ参考にされて下さい。
悪いイメージは大抵投機に関するものです。
- 投資とは、対象に資産価値があり、その価値が上昇していくと見込めるものにお金をかける手法です。
- 投機とは、対象の価格の上下動に着目し、安い時に買って高い時に売るという手法です。
似て非なるものです。
投資は長期的視点で見ると利益を生む株式や不動産など、投機は価格の上下動にのみ注目する金や暗号資産などを対象とする場合に用いられることが多いです。
冒頭で記したように、大きなリスクを負って一財産築こうと勝負に出る!というような行動は、例え対象が株であっても投機的です。
何故なら、このイメージを持つ方は短期的な売却益を狙う考え方だからです。
対象が株だろうと金だろうと、安く買って高く売る、その差額で儲けるという考え方だからです。
この差額のことを利ざやと言い、それを目的とする投資を投機的と表現します。
もちろんあなたが投資上級者で、十分に市場と対象の分析が出来ており、また時間的にも対応が可能であるのであれば別です。
しかしリアルタイムでの市場分析、常に更新し最適化された売買アルゴリズムなど、対策を万全にという読者はほぼいないと思いますので。
せっかくの時間を最大限利用すること
繰り返しますがここで言う”時間”とは、日々のトレードに割く時間ではありません。
育児・教育と言うテーマを取り扱う以上、その長期に渡る子供の成長期間のことです。
積立てが子育て向き、と表現している根拠はここにあります。
つまり、将来の教育費に充てようと資産形成を計画するわけですから、当然1年2年と言う期間設定では無いはずです。
もしそのような短期的な計画をされようとしている場合は、投資ではなく収入を上げるための転職を検討する方が賢明と言えるでしょう。
さて、仮に産まれて間も無く資産形成を開始し、子供が小学校を出るまでの期間を想定するとおよそ12年になります。
それが高校卒業までなら18年、大学卒業までなら22年程度となります。
どのタイミングで資金がどれだけ必要になるかは人それぞれですが、おおよその目安は下の表(フコク生命HPより)の通りです。
この資料の元となっているのは文部科学省の学習費調査および日本学生支援機構の生活調査結果です。
高校までについては分かりませんが、大学で教鞭を取る私の実感としても学生がお金の悩みを抱えるケースが増えていると感じています。
それは学習意欲があり、或いは就職に有利になるからと大学進学を望んだものの、授業料や一人暮らしにおける生活費が大きな負担となり、学業を疎かにしてもアルバイトに精を出さざるを得ない状況が生まれていること、また昨今のコロナ禍の影響でそのアルバイトが出来なくなり、経済的理由での休学・退学を余儀なくされる学生が散見されることなどからもよく分かります。
- 将来子供がそのような苦境に立たされる可能性を少しでも下げる
- 心置きなく多くの選択肢を選び取れる環境を用意する
そのために、今から出来ることを実践に移さなければなりません。
親が悩んでいる間に、この期間はどんどん短くなり、子はどんどん成長していきます。
早く始めるほど資産形成の難易度は下がりますので、時間を大切にしましょう。
この成長に備える、と言う目標・目的があれば、ただ漠然と将来に備えると言うよりもじっくり待てるはずです。
日々何をすればいい?
ただ、
特段“しなければならないこと”はありませんが、出来れば“しておいた方がいいこと”はあります。
それは日々、自身の資産形成状況を把握しておくことです。
これは、値動きを見て一喜一憂してくださいと言うことではありません。
全くその逆で、値動きするものに慣れることが重要なのです。
慣れないと、価格が下がった時に“今売らないともっと損するかも”と不安になってついつい売却してしまったり、価格が上がった時に“もっと買っておいた方が儲かるかも”と期待を膨らませて大枚をはたいてしまったりする可能性が高いのです。
自分は大丈夫、と思っていてもどうしても抗えない時が来るのです。
しかし、少額でも積立を継続し、市場の動きに慣れ親しみ、長期的な投資について理解が深まってくると、運用金額が大きく膨らんできても動じることがなくなっていきます。
そのための経験はどうしても必要になりますから、この記事を読んで少しでも“投資を始めてみよう”と思われたのであれば、即日行動に移し、学びの第一歩を踏み出してみて下さい。
また、一括投資ではなく積立投資にすべき理由については以下の記事も参考になります。
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