証券口座も作ったことがなく、何から手をつけて良いか分からないという方も多いでしょう。
初歩の初歩を簡単に解説します。
最低限の知識がついてから本サイトの他の記事をご覧頂いた方が理解し易いと思います。
- 投資家・個人事業主・医学博士
- 投資歴15年 (学生時代から)
- レバナス/USA360/3倍ETFをメインに積立中
- 地銀→野村證券→ネット証券
- FIRE済み:好きで働いてます
はじめに
本稿は、重い腰を上げて投資をいざ始めようという決意をしたは良いものの、どうすれば分からないという方に向けた記事になります。
子育てしながらも教育費は悩みの一つ、でも日々時間は取れない、そんな方も多いのではないでしょうか。
初心者でも、投資資金が少なくても、リスクを分散する投資が手軽に始められる投資信託というものについて、その種類と買うまでの手続きを紹介します。
投資はもう始めているよ、という方には以下の記事をオススメします。
この記事のターゲット
・投資を始めたい方
・知りたいことが初歩的すぎて何処を調べても良く分からない方
・誰に聞いたら良いか分からない方
金融商品を買える場所
どこで買えば良いの?
投資信託を購入するにしても、どこでどうやって買えば良いのでしょうか。
それは主に銀行と証券会社になります。
それぞれを簡単に紹介します。
銀行
実は私が最初に投資信託を購入したのは、地元の地方銀行の窓口でした。
2000年代初頭の話で、右も左も分からないまま、取り敢えずお金を預けている銀行は行きやすかったからという理由だけでした。
銀行には投資信託を取り扱う窓口がありますから、何でも相談しやすい対面での説明を受けられる安心感があります。
銀行によって取り扱っている(販売している)投資信託の種類が異なり、一般にこの後紹介する証券会社よりもラインナップはかなり少なめです。
その分、ターゲットを絞った商品が取り揃えてある傾向にあり、いわゆるテーマ型(今伸びている○○の分野: 例えばAI関連や、自動運転関連など)や特定ターゲット層を意識したもの(50代向けなど)を紹介されたりします。
まとまった資料としてパンフレットなどを配布している場合も多く、投資信託が“およそどんなものか”を知ることが出来ますし、多くの方が馴染みのある店舗でしょうから安心感もあるかもしれません。
- 敷居が低く、気軽に相談できる
- 商品ラインナップは少ない
- 手数料高め
証券会社
証券会社とは、有価証券(株や債券、投資信託など)の売買を取り次いでくれる会社です。
投資信託を購入しようと考えられているのであれば、必ずと言って良いほど関わることになる会社です。
銀行と比較にならないほど多彩な投資信託を取り扱っており、HPを見てみると実に多くの商品が出てくるため目移りすると同時に混乱してしまうかもしれません。
どのような分類分けがなされているのか、どの情報が何を意味するのかがある程度わかっていないと商品を選ぶことも出来ないでしょう。
店舗型の大手証券会社の場合には、店舗窓口に通されると、私の個人的な感想ですが銀行より丁寧に扱われる傾向があります。
- 馴染みがないので敷居が高いものの、情報は充実
- 商品ラインナップは多彩
実店舗?それともネット?
大前提として知っておかなければならないことがあります。
銀行にしても証券会社にしても有価証券の取引仲介は手数料ビジネスであり、顧客(あなた)が大儲けしようが大損しようが、売買口数に応じて発生する一定の手数料が収入となる、ということです。
つまり、顧客の利益よりも自身(会社)の利益を優先する場合があるため、原則として手数料が多く発生する商品を紹介する傾向にあります。
そのため、そのような商品にはキャッチーなフレーズが散りばめられ、いかにも“儲かりそう・値上がりしそう”な、“これしかない”感が前面に押し出されていたりもします。
ただ、これは実際に店舗に赴き、窓口で販売員と話をする場合です。
インターネットで手続きするのであれば、そのような“勧誘”を受けることはありませんし、手数料は低く抑えられる場合が多いです。
その代わり、多少の知識が必要になります。
金融商品を自身の考えで納得して選べるようになるには、最低限必要な知識をつけなければなりません。
- 実店舗:対面で詳しく話を聞ける一方、自分に合わない商品の紹介も覚悟しなければならない
- ネット:自由に商品を選択できる一方、知識が無いとそもそも何をどうすれば良いか分からない
ネット証券会社には使い易くお得なものが多いので、まずは口座を開設してみる事をお勧めします。
ネット証券なら口座の開設と維持は無料ですので。
購入するのに必要な準備
講座を作るのに費用はかかる?
ほとんどの場合、一切掛かりません。
厳密には公的証明書(住民票移しなど)の郵送を求められたりするケースではその取得費用は必要ですが、講座を作るにあたって銀行や証券会社に支払うお金は原則として不要です。
なのでまずは講座を作るところまでやってみましょう。
楽天証券とSBI証券がツートップです:
使い勝手も商品ラインナップも充実していますので、先ずはこれらの証券会社HPを覗いてみると良いでしょう。
一般口座と特定口座って何?
一般に証券会社等で投資信託などの金融商品を持つにあたっては、特定口座(源泉徴収あり)を選択される場合が多いようです。
簡単に言えば、利益や損失を整理してくれる口座で、確定申告の手間が省けます。
逆に、一般口座で取引していて利益を得た上で、確定申告をしないと脱税になってしまいますので気をつけましょう。
口座を作ったら何か買わなきゃいけないの?
安心して下さい、大丈夫です。何も買う必要はありません。
口座の維持費用もかかりませんから、じっくり商品情報を眺めてみましょう。
口座を持つと投資への関心も高まり、投資を始めると自分の資産の動きが気になり出すので勉強意欲も湧いてくるかもしれません。
終わりに
いざ投資を始めようと行動に移された方は、次のステップに進んでいきましょう。
資産をどのように形成していけば良いのか、いつまで積立投資を進めれば良いのか、ポートフォリオの組み方は、など覚えることは沢山ありますが、じっくり身につけていきましょう。
国が用意したNISAなどの制度を活用するにしても、最低限のお金の知識は必要です。
NISA口座で出来ることはどんなことなのか、どのような商品を選んで積み立てていけば良いのかなど、時間をかけて学んでいきましょう。
また、どうしても自分から学ぶ方法が分からなかったり、基礎をざっくり教えてくれる人に聞いてみたいという場合には、ファイナンシャルプランナーへの無料相談がお勧めです。
相談を個別に無料で行ったり、あるいはオンラインでセミナーを開催したりといったサービスが近年増えてきていますし、まっとうなサービスも多くあります。
どんなものを利用すれば良いのか分からないという方は、サービス内容について検証した以下の記事を参考に、先ずは勉強のきっかけを掴んでみてはいかがでしょうか。
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