
- ブロガー・投資家・医学博士・個人事業主
- 宇宙好き
- 高校では生物・物理
- 21世紀は物理で稼げないから医学へ(邪)
- FIRE可能な資産あり、好きで働いてます
はじめに
この記事は私の体験を元に執筆しています。
関連する症状があっても自己判断はせず、本稿は参考にするに留めて医療機関を受診するようにして下さい。
閃輝暗点は、小説『歯車』(芥川龍之介)で有名な疾患です。
と言われても、経験者で無ければピンと来ないですよね。
これは突然やってくる症状で、初めは何となく視界に違和感を感じる程度から始まります。
しばらく、数分のうちにその違和感の元には点滅する何かが見え始めます。
それは視界の中央である場合もあれば、端の方の場合もあります。
そして徐々にその点滅部分が大きく広がってきますが、その形がノコギリのような、歯車のようなギザギザした不定形をしているので、芥川龍之介は歯車と表現したようです。


これは目を瞑っていても消えません。
私の場合は、そのギザギザに若干色が付いているように見える気がします。
特定の色ではなく、様々な色が入り乱れているようなイメージです。
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筆者の経験


症状
視界にギザギザの点滅が現れる以外に、その時点では大きな症状は現れません。
何となく視界が見えづらいので、車の運転は危険が伴うかもしれませんし、PCで作業しようとしたり本を読んだりしようとしても良く見えない場合があります。



しかし、言ってみればその程度ですので、この段階で苦痛は特にありません。
ところが、問題はその後です。
何だか頭がぼ〜っとしてきたり、頭痛が現れ始めます。
実はこれがポイントで、人により頭が割れるほど激しい頭痛と吐き気に襲われる場合があるのです。


私の場合は毎回ぼ〜っとして頭が重く、軽い頭痛が来るだけで済んでいるのですが、酷い場合は本当に酷いようです。
このギザギザの点滅と頭痛との関連は知らないと紐づけられない場合も多く、しばしば『目がおかしい』と感じてしまう場合があるようですが、片頭痛の視覚性の前兆は脳の働きと関係しますが、見え方の異常だけで眼に問題がないと自己判断することはできません。
私の経験では、疲労が溜まった時や脱水気味の時などに起きやすい気がします。
疲労などと症状の関係は人によって違うため、生活状況を記録して診察で相談する材料にしたいところです。
頭痛を伴わない前兆もありますが、初めての症状やいつもと違う症状は、頭痛の有無にかかわらず診療を受けて原因を確認してください。必要な検査は症状や診察の結果から医師が判断します。


メカニズム


片頭痛に伴う視覚性の前兆は、脳の神経活動の変化と関係すると考えられています。
Mayo Clinicは、脳を広がる電気的・化学的な活動の変化(皮質拡延性抑制)が前兆と関係する証拠を紹介しています。単に血管が拡張する、血流が悪くなるという説明だけでは十分ではありません。
前兆は一時的におさまることがありますが、症状の経過を見ただけで原因を確定することはできません。
ただ稀に、器質的(一過性ではない)な変化が原因となっている場合もあるようです。
一般的な視覚性の前兆は、両眼で見る視野に影響します。



片目ずつ確認してみて、もし片方の目でしか見えないのであれば別の病気が考えられますので気をつけて下さい。
と、断定的な表現を避けて説明している理由は、実は病態が完全に解明されておらず、まだ不明な点もあるためです。
治療方法
前兆だけを直ちに消す治療と、片頭痛の痛みを和らげたり発作を予防したりする治療は分けて考えます。「治療方法がない」という説明は適切ではありません。
片頭痛には発作時の薬と予防の薬などの選択肢があります。症状の頻度や程度、ほかの病気、使用中の薬を踏まえて、適切な対応を医師と相談してください。
一般には頭痛の前兆現象として扱われることが多く、この閃輝暗点が始まったら出来るだけゆっくり休める環境に身を置くことが大事だと思います。
頭痛や吐き気が来るパターンの方は“また来たか”と憂鬱な気分になってしまうかもしれませんが、いつもと同じと思っていても、視力の低下、言葉が出ない、片側の手足の力が入りにくいなどの新しい症状があれば、急いで医療機関へ相談してください。
ただし、繰り返しますが自己判断は危険です。必ず医師の診断を受け、閃輝暗点なのかどうかはっきりさせておくようにして下さい。
予防方法
閃輝暗点は片頭痛の前兆現象でもありますから、その予防が出来れば片頭痛の予防にも繋がりますのでぜひ実践したいところです。
片頭痛の発作を減らすための予防治療はあります。ただし前兆や発作をすべて防げるという保証ではなく、頻度と生活への影響に応じて相談するものです。
一般に、生活習慣を整え、ストレスを溜めないように気をつけることが重要とされます。
慢性頭痛診療ガイドラインを根拠としてマグネシウムとビタミンB2による予防効果に言及される場合もあります(静岡県薬剤師会)。
普段からバランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠・休養を摂ることが肝要です。
そう言うと皆さん口を揃えて“そんな事は分かっている”と、、、私もそんな一人ですが、しかし体が悲鳴を上げていることに気付かない、或いは無視してしまっているのが現代人の良くない所です。
この体験録シリーズを通して、私自身も今一度体の声に耳を傾けようと思います。
ぜひ、体を大事にしてあげて下さい。
替えは効きませんので、少なくとも2022年現在は。
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視覚の症状を記録するときのポイント
このページに書いたギザギザの見え方や軽い頭痛は、私自身が経験した症状です。読者の症状が似ていても同じ病気とは限りませんし、私の場合に痛みが軽かったことは、ほかの人にも軽いという根拠にはなりません。体験談は症状を言葉にする手助けとして読み、診断や治療を置き換えるためには使わないようにしてください。
記録では、いつ始まったか、どのくらい続いたか、見え方が急に変わったか少しずつ広がったか、その後に頭痛が出たかを分けます。見えなくなった場所や光の形を簡単な図にしておくと、診察で説明しやすくなります。症状が落ち着いてから思い出すのが難しい場合もありますが、記録のために必要な受診を遅らせることは避けてください。
頭痛についても、強さだけでなく、その日の活動へどう影響したかを残します。読書ができなかった、仕事を中断した、休んだらどう変わったか、といった情報は、単に「頭が痛い」と伝えるより生活上の困りごとを共有しやすくします。薬を使った場合には、薬の名前と時刻、使った後の変化も記録し、診察時に確認できるようにします。
発作が起こった日だけではなく、起こらなかった日の生活も簡単に記録すると、疲労や睡眠との関係を一度の印象で決め付けにくくなります。「その日は寝不足だった」という経験は大切ですが、それだけで全員の原因になるとは言えません。細かな記録を完璧に続けようとして負担を増やすより、続けられる短い形式を決める方が役立つと思います。
今までと違う症状を見逃さない
NHSは、前兆が一時間を超えるときや、片頭痛が長引くときには急いで相談する目安を示しています。突然の非常に強い頭痛、視力の喪失、言語の障害、片側の脱力などは、救急の評価が必要な症状として案内されています。日本でこうした症状が出た場合は、救急受診や119への連絡を検討してください。症状が「片頭痛らしい」かを自分で決めることより、緊急性の確認が先です。
一方で、通常の発作への対処については、診断後に医師と事前に話し合えます。どの症状で薬を使うか、どの症状なら受診するか、薬をどの程度の頻度で使ってよいかを確認しておくと、発作が来たときに迷いにくくなります。市販薬を繰り返し使うことで頭痛がかえって扱いにくくなる場合もあるため、使用日数も相談時の情報になります。
見え方に異常がある間は、無理に運転や危険な作業を続けないことも大切です。体験談の中で「苦痛は特にない」と感じたことと、安全に作業できることは同じではありません。急な症状で移動が必要になった場合も、自分で運転する前に周囲へ助けを求め、必要に応じて医療機関や救急へ連絡してください。
生活の調整だけで我慢し続ける必要はありません。診察では、発作の回数、頭痛や前兆の長さ、休む必要がある日数などを伝え、急性期と予防の治療を相談できます。これまでの自分のパターンを把握しつつ、変化したときは改めて確認する、という使い方が体験記から得られる実用的な視点だと思います。
確認資料(2026年10月12日):NHS・片頭痛、Mayo Clinic・前兆のある片頭痛。
終わりに
冒頭で紹介した小説『歯車』は、この疾患に悩まされた芥川龍之介の視点で描かれています。
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まさに文豪と共感出来る一面でもありますので、読書家の方のみならず是非一度読んで見られると良いと思います。
そしてそれを機に、本を読むと言うことが人生に与える影響が小さくないことも意識して頂けると良いと思います。
読書量と年収とは実は驚くほどに相関していることが分かっています(年収と読書量の相関:人生が変わる読むべき5冊と順番)。
収入アップのために読む、と言うことでなくても良いですので、先ずは日頃から本に触れることから始めてみましょう。
今は電子書籍が浸透してきていますので、嵩張る本棚も重く分厚い本も、手軽に手に取れる時代ですから。
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