読書で年収は上がる?相関・因果の違いと読み始めたい5冊

投資・お金:年収と読書量の相関:人生が変わる読むべき5冊と順番を題材にしたイメージ

2026年10月18日確認・更新。出典を確認し、効果や将来の結果を保証する表現を見直しました。

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Y-bow医学博士
  • 投資家・個人事業主・医学博士
  • 投資歴17年 (学生時代から)
  • レバナス(為替ヘッジなし)とFANG+をメインに積立中
  • 地銀→野村證券→ネット証券
  • FIRE済み:好きで働いてます

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目次

はじめに

突然ですが、皆さん本を書きますか?

読む、または読んだことがあるという方は多いでしょうが、書く、または書いたこと(出版したこと)がある方はそう多くはいないと思います。

書きなさいと言われれば、大変そうと思う方が多いのでは無いでしょうか。

つまり本とは、相当程度のエネルギーを注いで世に出るものですから、それを読むということはその労を課されずにそれだけの情報を得られるということです。

誰かが頑張ってくれたおかげで、私たちは頑張ることなく貴重な情報を得られるわけです。

この記事では、しばしば唱えられる読書量と収入の関係について、先ず相関関係と因果関係についてお伝えし、次に因果関係たり得るか否かという視点で見てみようと思います。

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年収と読書量の関係

読書のイメージ

相関関係と因果関係

相関関係とは、二つの変数の値に一定の関連が見られることです。相関があるだけでは、一方を変えると他方も変わるとは言えません。

Y-bow

例えば読書量と年収に関連が見えても、読書が収入を増やしたのか、仕事や生活環境が両方に関わっているのかは別に調べる必要があります。

因果関係は、ある原因が結果を変える関係です。「一緒に変わっている」と「それによって変わった」を分けて考えます。

なお、一般に使う相関係数は直線的な関係を見る指標です。因果関係があれば必ず大きな相関係数が出る、というわけでもありません。

統計局のデータ分析の解説でも、相関と因果を区別する必要性が説明されています。

なんだかややこしいですね。

本題の読書量と年収の関係について具体的に見ていきましょう。

その方がしっくりくると思います。

以前ここには、年収帯ごとの読書量を比べるグラフを掲載していました。

ただし今回の確認では、調査主体・実施年・対象者・元の集計表をたどれませんでした。検証できない数字を根拠にしないため、グラフの掲載を取りやめました。

年収と読書量の関係を調べるなら、まず誰に、いつ、どのように尋ねた調査なのかを確認したいところです。

「本」に漫画や仕事の資料を含むか、紙だけか電子書籍も含むかで、読書量の数字は変わります。

年収も個人収入なのか世帯収入なのか、税引き前なのかで比較の意味が違います。

職業、年齢、学歴、労働時間などの違いが考慮されているかも重要です。

見栄えのよいグラフだけでは、そこまでは分かりません。

「高収入の人は本を読む」という見出しを見ても、そのまま「本を読めば高収入になる」と読み替えないようにしたいものです。

ここからは、数字の大小ではなく考え方を整理します。

1. 本をたくさん読む人は高収入

2. 高収入の人は良く本を読む

どちらが正しいのでしょう。

この二つを区別するには、読書量と収入を並べた集計だけでは足りません。

さらに、仕事の内容が読書量と収入の両方に関わる可能性もあります。

本を多く読む仕事だから収入が高いのか、収入や時間の余裕が読書を支えるのか。複数の説明を考えます。

例えば、専門職で仕事の資料を読む時間が長い人と、長時間勤務で本を読む余裕が少ない人では、置かれた条件が違います。

年齢や学歴、仕事の種類をそろえずに比較すると、その違いを読書の効果と取り違えるおそれがあります。

これは、数式の片方の数字を書き換える話とは違います。現実に読書時間を増やしたとき、収入がどう変わるかは別の検証が必要です。

本から学んだ知識を仕事に使えることはあるでしょう。ただ、何を読み、どこで使い、どのような評価や報酬につながったかを確かめないと、収入への効果は言えません。

一方で、収入が高いことで生活に余裕が出来たり、会食での話題作りのためや先輩・得意先に勧められて読むようになった人もいるかも知れません。

仕事上必要で読む場合と、趣味で読む場合も分けて考えたいところです。

つまり収入が高い人は本を読むようになる、という因果関係もあり得る訳です。

この記事では、読書を増やしたことで年収が上がったと結論できる研究を確認・提示していません。読書と収入の因果関係を証明した記事ではない点は明確にしておきます。

少なくとも、出典を確認できなかったグラフから「明確な相関がある」と断定することはできません。

読書量だけを増やせば収入も増える、と期待するのではなく、必要な知識を得て試すために本を使う。私はそのくらいの距離感で考えています。

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収入の保証ではなく、読み始めるきっかけにしたい5冊

では、収入の話をいったん離れて、読むきっかけになる本を挙げてみます。以下は私自身のおすすめで、効果を検証したランキングではありません。

しかし何を読めば良いのでしょうか、そもそも毎月読むわけですから継続しなければなりませんので、例を数冊上げたところでと思われるかも知れません。

そこで、私が提案するのは以下の5冊をこの順に読んでみることです。

全冊を読破する必要はありません。まず気になる一冊を読み、合わなければ別の本に替えて構いません。

短く読みやすい本から始まり、所謂王道のビジネス書に分類されるもの、世の中や自身を見直すようなものになっています。

今は紙の本を買う必要は無い時代ですが、読書習慣の無い方は、この5冊は紙で読んでみることをお勧めします。

Y-bow

全体のどの辺りを読んでいるのか瞬時に分かりますし、読みかけの本が目の前に積んである状態も初めは心理的に良い気がします。

いずれも名著ですからご存知の方もいるかも知れません。

全て読んだことがあるという方はきっと様々な本を読まれていることでしょう。

1. チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン著):短い物語を通して、変化にどう向き合うかを考えるきっかけになります。

2. ファクトフルネス(アンナ・ロスリング、オーラ・ロスリング、ハンス・ロスリング著):私達は世界を偏った情報で認識しています。世界にまつわるクイズの正答率が有識者よりチンパンジーの方が高いことを教えてくれます。

3. 7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著):全てを実践するのは中々に困難ですが、知っているのと知らないのとでは大違いです。言わずと知れた名著です、簡略化した漫画版などもあります。

4. 人を動かす(デール・カーネギー著):対人関係の極意とも言える、考え方を改めさせてくれる本です。大変多くの引用もされており、尊敬される人物が何を考えていたのかよく分かります。

5. 嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健著):アドラーの思想を、哲人と青年の対話で紹介する本です。対人関係の捉え方を考えたいときの一冊です。

いずれの本も著者らが考えに考え、その結果辿り着くような言葉が散りばめられており、非常に示唆に富むものです。

中でも『チーズはどこへ消えた?』は非常に短い本ですので、普段あまり活字に触れない方でも抵抗感なく手に取れるのではないかと思います。

親子2世代に渡って、正に人生を賭けたような作品もあります。

私たちはそれを一目見ただけで知ることが出来、理解認識し、後世に伝えることが出来てしまう。

確かに本は魅力的だと思います。

しかしここで今一度本稿の本題に立ち返り、考えてみましょう。

この5冊に加えてどんどん読み進めていくと果たしてお金持ちになれるのでしょうか。

この5冊を読めばお金持ちになる、とは言えません。私にとっての価値は、自分の思い込みや人との接し方を見直す材料になったことです。

身近な経営者や仕事で出会った方から刺激を受けることもありますが、それは私の経験の範囲です。読書家全体の収入や性格を示す根拠とは分けて考えています。

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終わりに

生き方が変わるまでに何年かかるかを、ここで一律には言えません。まず数ページ読み、気になったことを一つ書き留め、仕事や生活で試す。その繰り返しなら始めやすいのではないでしょうか。読書時間を増やすこと自体より、何が役に立ったかを振り返りたいと思います。

読書は自分への投資でもあります。一方、お金に関する投資については以下の記事などを参考にされてみて下さい。

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