Codexでnote記事を作ってみた|4つのAIエージェントで調査・執筆・検証・編集

Codexでnote記事を制作し、調査・執筆・検証・編集を分担するイメージ

「AIに記事を書いてもらえば、noteを続けられるのでは?」

ブログの更新をCodexで進めるうちに、そんなことを考えるようになりました。ただ、文章が出来上がることと、読者がお金を払って読みたくなることは別です。投資の記事なら、数字や出典の確認も欠かせません。

そこで今回は、Codexの中で企画・調査、執筆、検証、編集長の4担当を分け、半導体や投資を題材にnoteの記事制作を進めてみました。実際に原稿を作り、noteへ保存し、確認してから公開するところまで試しています。

この記事では、その流れと、やってみて分かったことを紹介します。有料記事の本文や計算シートをこちらに転載することはありません。「Codexを文章づくりに使うと、どこまで任せられるのか」が気になっている方の参考になればと思います。

制作記録・機能説明の確認日:2026年10月14日。今回の運用は、依頼をきっかけに進める半自動方式です。定期的な無人公開の仕組みや、収益実績を示す記事ではありません。

広告

目次

Codexでnote記事を作れる?実際に任せた作業

今回使ったのは、Codexのデスクトップ環境です。チャットで方針を伝え、資料の調査、原稿作成、図表やアイキャッチの準備、ブラウザでのnote編集を進めました。note投稿用の専用プログラムを自分で開発するところから始めたわけではありません。

最初に制作したのは、半導体ニュースの読み方、マイクロン決算、キオクシアのTOPIX買い、SOXLの値動きを扱う4本です。その後、キオクシアの信用取引を考える記事も作りました。ニュースをまとめるだけでなく、「この情報を受け取った読者が、次に何を確認すればよいか」を軸にしています。

例えば「決算が良かった」と言われても、売上、利益、現金の動きが同じ方向を向くとは限りません。「半導体が好況だからレバレッジ商品も有利」とも、そのままは言えません。こうした、ニュースの見出しから一歩進んだ疑問が、記事の出発点になりました。

完成した記事を見たい方は、全文無料の「半導体ニュースの無料ガイド」からテーマを選べます。リンク先で各記事の内容と有料部分の案内を確認してから、関心のあるものを読んでいただければと思います。

4つのAIエージェントに役割を分けた理由

最初に決めたのは、担当を増やすことよりも、それぞれの仕事を曖昧にしないことでした。「調査も執筆もチェックも、全員でよしなに」という形では、誰が何を確認したのか分からなくなりそうだったからです。

担当任せる仕事次の担当へ渡すもの
企画・調査読者の疑問を絞り、一次資料を調べる企画と出典付き調査メモ
執筆確定した企画に沿って文章を作る無料・有料の区分を含む原稿
検証数字、日付、計算、解釈を元資料と照合する不備と未確認事項の一覧
編集長構成、読みやすさ、読者に渡せる価値を点検する編集済み原稿と確認すべき点
今回の担当分け。検証で見つかった問題は取りまとめ役を通して戻し、必要な工程をやり直します。

ここでいうエージェントは、一つの回答の中で「調査担当です」「編集長です」と演じ分けてもらうだけのものではありません。今回の制作では、別々のサブエージェントに仕事を渡し、その結果を主担当が集める形で動かしました。OpenAIの公式資料でも、独立した作業をサブエージェントに分担させ、主担当が結果をまとめる使い方が案内されています。OpenAI公式:Subagents

ただし、4担当を常に同時に走らせればよいわけではありません。企画が決まらないうちに本文を書けば手戻りになりますし、検証前の数字を編集長が磨いても、後から書き直すことになります。まず調査、次に執筆、そして検証・編集という、順番のある作業です。

企画・調査、執筆、検証、編集を経て主担当が統合し、本人の確認後に公開する。数字や結論を変更した箇所は再検証する。
今回の制作記録を基に本ブログで作図。各担当の結果を主担当が取りまとめます。

検証担当は、勝手に本文を書き直さない

特に気を付けたのは、検証担当の仕事です。間違いを見つけたら、該当箇所、根拠、直すべき理由を報告してもらいます。別の担当の原稿を勝手に書き換え続ける運用にはしませんでした。

「日付が違う」「この数字には条件が足りない」と分かれば、執筆側へ戻して直せます。編集段階で数字や結論を変更した場合も、もう一度検証します。一度チェック済みになった原稿でも、変更した部分までチェック済みとは限らないからです。

役割の指示は、作業を整理するためのものです。「検証担当だから技術的に書き込みができない」といった権限分離を自動で作るものではありません。ファイルや投稿画面を誰が編集するかは、別に決めておく必要があります。

調査からnote公開まで、実際の制作手順

1.題材より先に「読者の疑問」を決める

半導体を扱う、と決めただけでは記事の範囲が広過ぎます。そこで「好材料というニュースをどう読むか」「売上と利益と現金をどう見分けるか」と、一つの記事で答える疑問を絞りました。

既存ブログとのつながりも確認します。ブログに商品の仕組みや指数の基礎があれば、noteでは具体的な出来事を追いやすくなります。同じ説明を両方に大量に置くより、基礎と応用の関係を作る方が、読者も行き来しやすいと考えました。

2.一次資料を集め、分かったことと推測を分ける

決算なら会社の発表、指数なら指数提供会社の資料を起点にします。SNSで話題になっていることをそのまま記事の事実として使うのではなく、元の資料に戻れるように調査メモを作る流れです。

その上で、資料に書かれた事実、そこから自分が考えたこと、仮定を置いた計算を分けます。例えば企業の会計年度と暦年、発表日と対象期間は違います。計算例を使うなら、実績の数字なのか、説明のために置いた数字なのかも明記します。

投資記事は、翌日に決算が出るだけでも「まだ分からないこと」が変わります。原稿を書き始めた日の状態をそのまま引きずらず、公開前にも情報の時点を見直す。この確認は、鮮度の高い題材を扱うほど大切だと感じています。

3.執筆後に、数字と文章を別々の観点で見直す

検証では、出典と数字を照合します。編集では、「この導入で読みたくなるか」「専門用語を知らない人が途中で止まらないか」を見ます。正しい文章でも、読者の疑問に答えていなければ、わざわざ読む理由が弱くなります。

実際、最初の4本は、出来上がった原稿をそのまま採用していません。私から、形式ばった文章を読み手にすっと入る文章へ直し、特に導入と無料部分を読み進めたくなる形にするよう依頼しました。その後、全文を改稿し、数字や出典も再確認しています。

「検証までAIがやったから、人は見なくてよい」ということではありません。私が何を伝えたいのか、どの説明なら読者に届くのかを伝え直す工程も、今回の制作の一部でした。

4.noteに保存した後も、画面と本文を確認する

原稿が完成したら、ブラウザでnoteの編集画面へ入れます。本文だけでなく、見出し画像、有料部分の開始位置、価格、表示されるタイトルも対象です。保存した後に開き直して、原稿と保存内容が一致しているか確認しました。

ここは意外と見落としやすい部分です。例えば、価格欄へ入力できたことと、その価格が保存・公開されることは同じではありません。今回も、設定画面で入れた値が開き直すと変わる場面があり、最終的には確認した価格で公開しました。文字を入れ終わった時点で「完了」としない方がよいです。

スマートフォン表示も確認しました。タイトルが長過ぎると一覧で途中までしか読めません。アイキャッチも、PCで見栄えがしても、小さなカードでは文字が読めないことがあります。短いタイトルと大きな文字に整え直す作業も行っています。

無料部分と有料部分は、文字数ではなく役割で分ける

有料記事を作るときに難しかったのは、どこから有料にするかでした。結論が分かる直前に、機械的に文章を切ればよいとは思いません。

無料部分には、この記事が答える疑問、主要な背景、どんな読者に向いているかを置きます。購入しなくても、何の話なのかは分かる状態にします。有料部分には、比較、条件を変えた計算、確認手順など、読者がその先で使える内容を置く方針にしました。

ブログは経験と基礎解説、noteの無料部分は疑問と背景、有料部分は比較や計算など追加価値を担う。文字数ではなく役割で分ける。
今回の編集方針を基に本ブログで作図。図は役割分担の説明で、有料本文を転載したものではありません。

ブログ側では、その有料部分を丸ごと公開するのではなく、読みたいテーマを選ぶ手助けをします。「続きはこちら」だけでは、何が得られるのか分かりません。どんな疑問を掘り下げた記事なのか、冒頭を無料で読めるのかを添える方が、納得して進めると思います。

実際の仕上がりを確かめたい方へ
企業のニュースを読み解く記事は、「マイクロン決算|売上・利益・現金の読み方」へ。商品を理解する計算例を扱う記事は、「SOXLはいつも3倍?4つの計算例で考える」へ。いずれも冒頭無料・一部有料です。本記事では有料本文を紹介していません。

「AIっぽい文章」を直すときに伝えたこと

「自然な文章にして」と頼むだけでは、私の書きたい記事へ近づくとは限りません。今回の改稿では、導入と無料部分を特に重視しました。最初から用語の定義を並べるより、読者が日頃感じている疑問から入るようにしています。

例えば、決算の記事なら「営業キャッシュフローとは何か」という説明の前に、「利益が増えているのに、なぜ現金の確認も必要なのか」という疑問を置く。その後で、理解に必要な用語を説明する方が、私には読みやすく感じられます。

見出しも、抽象的な言葉だけで整えるより、読者が知りたいことに近づけます。ただし、口調を柔らかくするために、条件や不確かな点まで消してしまっては困ります。投資の記事なら、読みやすさと断定の強さは別に調整する必要があります。

私が期待しているのは、AIを使ったことを隠すことではありません。内容を追いやすくし、必要な説明をきちんと残すことです。過去の記事の口調や説明の順番を参考にしつつ、今回の題材に合わせて直す方が、ただ「人間らしく」と指示するより具体的になります。

これから試す人向け:最初の依頼文の作り方

役割名だけでなく、成果物と止める場所まで伝えると、確認しやすくなります。下の文章は、この体験を踏まえて本記事用に整理した依頼例です。有料noteの指示文を転載したものではありません。

○○を知りたい読者向けに、noteの記事を1本作ってください。企画・調査、執筆、検証、編集のサブエージェントへ明示的に分担してください。

調査担当は一次資料と確認日を添えた企画を提出し、企画が確定してから執筆してください。検証担当は本文を書き換えず、出典・数字・計算・未確認事項の点検結果を提出してください。

主担当が指摘を取りまとめ、必要な修正を行ってください。編集で数字や結論が変わったら再検証してください。無料部分で読者の疑問と記事の対象を説明し、有料部分の追加価値を明示してください。

原稿と見出し画像を作成し、保存後の内容とスマートフォン表示を確認してください。今回は下書きまでとし、販売価格の確定と公開は私の確認後に行ってください。

最初は1本で試すのがよいと思います。読者、題材、出典の範囲、記事の価値を確認できたら、次の記事へ同じ流れを広げる。最初から本数だけを増やすより、途中のどこで手戻りが起きるかをつかめます。

機能や利用できるツールは、アプリの状態や契約、接続先によって変わります。今回使えた環境を、誰でも全く同じ画面で使えるとは限りません。自分の環境でサブエージェントとブラウザ操作が利用できるかを確かめてから進めてください。

自動化できたことと、人が対応したこと

今回、調査から原稿作成、検証、noteの下書き保存までは、依頼に沿ってCodexがかなりの作業を進めました。一方で、編集方針の修正、価格の決定、公開の承認は私が行っています。ログインや初回販売に必要な本人情報の登録も、人が対応した工程です。

「AIが24時間、勝手に記事を作って販売し続けている」という状態ではありません。Xへの投稿案も作りましたが、投稿案の作成と、実際にSNSへ配信することは分けています。

Codexには定期実行の機能もありますが、今回の記事制作では、定期的な無人公開まで設定していません。継続運用を考えるなら、まず依頼したときに安定して完成する流れを作り、その後に調査や下書き作成などを定期化する順番がよさそうです。OpenAI公式:Scheduled tasks

ブログとnoteを同時に動かすなら、編集の衝突を避ける

このブログの制作とnoteの制作は、別のチャットで進めています。資料を共有できるのは便利ですが、同じ記事や同じ編集画面を二つの作業が同時に操作すると、上書きの原因になります。

そこで、原稿や確認記録を残し、今どの記事を誰が扱っているかを分けておくことが大切です。作業を再開するときも、保存済みの本文を確認してから続きを進める。役割を増やした分だけ、受け渡しを整える必要があると感じました。

note収益化は、記事を公開した後に検証する

最初の4本は、改稿と確認を経て、各300円で公開しました。ただ、この価格が最適だと分かったわけではありません。価格を決めるときには、類似記事の公開価格や無料部分も調べましたが、他の書き手の販売件数まで分かるとは限りません。

初期の4本がnoteマネーにピックアップされたことも確認しました。うれしい反応ではありますが、掲載されたことと売れたことは違います。開始段階では売上が立っていないと確認しており、ここで「Codexを使って稼げた」と言える実績はまだありません。

今後は、検索やSNSからブログへ来た人、ブログからnoteへ進んだ人、noteを購入した人を分けて見たいと思っています。ブログのリンクに設置場所を識別する情報を付けることも、そのための準備です。ただし、それだけで購入まで正確に追跡できるわけではありません。

また、制作本数と一緒に、調査・確認にかかった時間、修正の回数、利用量も見ていく必要があります。複数のエージェントにはそれぞれの処理があるため、単独で作業する場合より利用量が増えます。OpenAI公式の利用量に関する説明も踏まえ、本数を増やす前に、分担で得られた価値を確かめたいところです。

使って分かった、Codexの記事制作で大切なこと

今回試してみて、Codexは、文章を出力するところから先の作業も任せられると分かりました。資料を集め、担当を分け、原稿を直し、投稿画面へ保存し、保存後の状態まで確認する。この一連の作業をつなげられたことに、私は手応えを感じています。

ただ、記事の価値は、担当者の数では決まりません。読者が知りたいことを絞ること、事実を確認すること、分かりにくい文章を直すこと。そして公開後の反応を見て、次の制作へ戻すこと。その部分は、これからも省かず続けたいと思います。

ブログ自体をCodexで改修した過程は、GPTでWordPress・SWELLブログを更新した記録でも紹介しています。文章制作だけでなく、サイトの更新に使うイメージを知りたい方は、こちらも参考にしてください。

noteでは、半導体企業の決算や指数の需給、レバレッジ商品の仕組みを、具体的な疑問から掘り下げています。まずは全文無料のガイドで、ご自身の関心に近い記事を探してみてください。新しい記事はY-bow15のnote一覧から確認できます。

参考資料と制作記録について

本記事は、実際の制作チャット、担当別の作業結果、原稿の保存・公開確認を振り返って作成しました。有料noteの本文、非公開の計算シート、認証情報や管理画面の個人情報は掲載していません。機能説明は上記のOpenAI公式資料に照合しています。掲載図は、今回の運用を説明するために本ブログで新規作成したもので、OpenAIやnoteの公式な制作フローを示すものではありません。

\宜しければ是非シェアを/
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

Advertisement / 広告

コメント

コメントする

eleven + 3 =

目次