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体験録:発作性上室性頻拍発作(気胸完治後)

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目次

はじめに

息子が心疾患を持って生まれてきた事は、別途心室中隔欠損症の経過記録記事に記載していますが、このコンテンツでは筆者自身の体験した心臓関連の疾患について記載しています。

同じ疾患を経験された、或いはされている方々の参考になればと思います。

なお診断や治療方針などについては決して自己判断をせず、木になる症状がある場合には必ず医療機関を受診するようにして下さい。

発作性上室性頻拍

症状

小難しい名前の疾患ですが、要は良性の頻脈です。

ただ頻脈と言っても物凄い頻脈です。

1分間に100回程度あると頻脈と言われますが、発作性上室性頻拍の発作時には180を超えます。

一般に最大心拍数は『220-年齢』で求められると言われています(心拍数と運動強度:健康長寿ネット)。

私がこの発作に出会ったのは二十歳の時でした。

発作性上室性頻拍について

計算上の最大心拍数は200程度となりますが、実際に測定した際もほぼ200でした。

心拍数200という状態を成人してから経験する人はほとんどいないと思います。

本当に限界まで肉体を追い込んだ時にだけ起こり得る状態で、スポーツでもこの状態を維持することは極めて困難だからです。

しかしある意味面白いことに、この発作の時には全く苦しくありません(個人の感想)。

ただ動悸と、何となく首元に違和感を感じる程度です。

それもそのはず、身体に負荷が掛かって心拍数が上昇している状態と異なり、心臓の電気回路が暴走しているだけなので息は全く上がっていないのです。

Y-bow

実に不思議な感覚です、動悸も“ドキドキする”と言った感覚よりむしろ、“心臓動いてるのか?”くらいの感覚です。

手首で心拍を測ろうとしても速すぎて測定が困難なほどです。

弱く速い、そんな感触です。

今でこそ冷静に分析して書いていますが、それは何回かこの発作を繰り返し経験し、その医学的メカニズムを知り、命に別状は無いことを理解しているからです。

またその発作に有効な治療薬もありますし、再発防止の手立ても整っています。

順番に掻い摘んでお話しします。

メカニズム

心臓の模式図
電気信号の伝わり方

心臓は筋肉の塊で、4部屋に分かれており、電気信号を連続的に流すことでリズミカルに筋肉を収縮させ、4部屋を使って肺と全身への血流を制御しています。

そしてその電気信号は特定の場所から出発し、一巡して1回分の拍動を成立させます。

つまり、イメージとしては電流が一周して1拍です。

ところが、本来の電流の通り道以外にもまた別の通り道が存在していて、たまにその道へ流れることでグルグル電気信号が回ってしまい、拍動が途切れず心拍数が限界まで上がってしまうというのがこの発作の正体です。

詳細な説明はここでは省きますが、知りたい方は以下を参考にされてみて下さい。

治療薬

ベラパミル(商品名:ワソラン、添付文書(点滴用)はこちら)があります。

Y-bow

私が初めて発作中に病院を訪れた時には点滴されました。

錠剤がありますので、発作時の頓服用に処方され、しばらくはカバンに忍ばせていました。

幸い、お世話になったのは1回だけでした。

因みにこの薬は、グレープフルーツジュースと一緒に飲むのは避けなければなりません。

他の薬でもそのようなケースはあるのですが、グレープフルーツジュースにはチトクロームP450という様々な化合物を分解する酵素を阻害する成分が含まれており、薬の分解速度が遅くなるせいで“効きすぎる”状態になってしまうからです。

錠剤を携帯する際に、よく財布に入れたり直接カバンなどに入れたりする方を見受けますが、汚れたり潰れたりとトラブルも少なくありません。

一旦包装から取り出してピルケースなどに入れる方もいるかも知れませんが、頓服用の薬は発作が起きた時に飲むのでいつになるか分からずです。

そこで私は、当時はガチャポンのカプセルに入れた状態でカバンに忍ばせていました。

これだと潰れませんし汚れません。

横着な私ならではかも知れませんが、便利です。

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再発防止

カテーテルアブレーションがあります。

簡単に説明すると、上記メカニズムに記載した“別の通り道”を焼き切ってしまう治療法です。

私も、発作を繰り返し且つそれが辛ければ、実施も視野に入れましょうと言われました。

結局私はその治療を受けることなくこの20年近く発作が起きていません

正確には、発作が起こりそうな感覚に襲われることはたまにありますが、呼吸を抑えて少しうずくまるとスッと治ることを何度か経験しています。

期外収縮の動悸とはまた異なる不快感を伴うものですが、発作には繋がっていないですしあくまでも自覚症状ですので、発作性上室性頻拍とは関係なく私の勘違いの可能性もありますが。

詳細は発作性上室性頻拍に対するアブレーション:昭和大学を参考にされて下さい。

その他、病気体験記は以下からご覧頂けます。

Y-bow医学博士の育児・投資・科学W...

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