広告収入はブログの代表的な収益化方法の一つです。
アフィリエイトよりも初心者にとっては収益を上げやすく、単価ではアフィリエイトに叶わないかもしれませんがモチベーションの維持にも一役買ってくれるのが、Googleが提供する広告事業:アドセンスです。
サイトにアドセンス広告を貼るための審査から広告の貼り方の基本まで、当サイトでも解説を行ってきました。
この記事では、Googleから収益が振り込まれる最低金額である8,000円に到達するまでのおよそ半年間の経過をまとめ、どの程度のPV数、クリック率で経過したのかをまとめます。
クリック単価は扱うジャンルによっても時期によっても変動しますが、その調べ方も紹介します。
- ブロガー・投資家・医学博士・個人事業主
- 毎日更新 250記事/8ヶ月達成(2021.9〜)
- Cocoon→SWELLに乗り換え
- 本業/副業/子育ての合間でブログ作成
- FIRE可能な資産あり、好きで働いてます
アドセンス審査
Googleアドセンスで収益を上げるには、先ずアドセンス広告を貼るための審査に通らなければなりません。
Twitterなどでも継続的にその審査に不合格/合格したというツイートが流れているように、いつの時代も常にこの壁にぶつかっている初心者ブロガーがいます。
最初のステップから広告を貼って収益を上げるためのステップは以下の記事で解説していますので参考にされて下さい。
当サイトも開設から1ヶ月ほどが経過して30記事程度になった時に審査に合格しました。
2度審査で落とされましたが、医療系の記事を下書きに戻して事無きを得ました。
審査の決め手が何であったのかを知る術はありませんが、人の目でチェックされる部分もあるでしょうから審査員の采配がポイントになることもあるのでしょう。
全く手直しせずに再度申請して合格した、というケースは審査員によって判断が異なるような微妙なラインなのだと思います。
アドセンス広告を貼りたいと思うのであれば、この審査過程で諦めずに更新を続けられるのかを、ブログ運営者としての試金石にしてみるのも良いのではないでしょうか。
私もその気持ちで、再度の審査期間中も記事の更新を毎日続けていたものです。
なお、当サイトは最初からお金と医学に関する内容を取り扱っており、YMYLと言われるジャンルのど真ん中の記事が多くなっています。
さらに初心者丸出しの記事でしたので、お世辞にもよく書けた記事など皆無でした(200記事を迎える今でも試行錯誤の最中です)。
なかなか審査に通らないと嘆いていらっしゃる方は、そんなサイトでも審査には通るケースがある、ということを励みにして頂ければと思います。
広告の貼り方と収益推移
広告の種類や手動で貼る位置については各所で議論されています。
当サイトでも途中から自動広告は排除し、記事内や記事下など手動で掲載するようにしました。
それによって広告のクリック率が大きく変化することはありませんでしたが、読み手目線で記事を見ると『キリのいい位置』に広告を掲載することが出来るので読み易くなったとは思います。
実際に平均滞在時間は伸びていますので、効果があったとしたらその点が大きいのではと思います。
8,000円に到達するまでの収益推移は以下の通りです。
積算で8,000円ですので、何となくのイメージは付くと思います。
月当たりの推移に直すと以下の通りです。
実感としては不思議なもので、私自身はなかなか広告をクリックすることが無いので分からないのですが、読者の関心の高い広告が表示されていることが伺えます。
Googleのことですので、今後もその傾向は続くでしょうし更に魅力的な広告になっていくのでしょう。
サイト開設からおよそ半年が経過した本稿執筆時点では、2ヶ月ごとに振り込まれるペースです(月間4,000円〜)。
毎月のサーバーレンタル代は十分に広告収入で賄えている計算です。
次は具体的なデータ(クリック率や単価)を示しながら解説します。
クリック率とクリック単価
では実際のところどの程度の広告がクリックされているのかを紹介します。
初めて広告を貼った日からのクリック率は以下の通りです。
平均すると1.5%程度ですが、徐々に安定して上がってきた感覚があります。
ここで示したクリック率『ページCTR』とは、1日のクリック数をPV数で割った値です。
例えば200PVに対して3回クリックされれば1.5%となります。
直帰率/離脱率が50〜70%程度で推移しており、1PVが読者1人では無いことを考えると、数十人に一人はアドセンス広告をクリックしていることになります。
私の感覚からすると驚くほど高い割合です。
またそのクリック単価は以下のようになります。
単価の詳細は開示出来ませんが、ある程度の波があることはお分かり頂けると思います。
統計的な分析が出来るほどクリック回数が多く無いためにブレが大きいのは間違い無いものの、日によってアクセスを集める記事が異なることにも起因しているようです。
つまり、記事によっても広告単価が異なるようで、単価が高い記事にアクセスが集まった日はその分1日の収益も高くなる傾向があります。
収益、CPC、ページCTRを重ねてみると分かるように、収益とより相関性が高いのはページCTRよりもCPCです。
これだと少々分かりにくいので、相関関係が分かるように改めて整理したグラフも用意しました。
収益が順調に上がり始めてからのおよそ2ヶ月間で分析してみると、以下の通り1日の収益との相関係数がより高いのはCPCだと分かります。
収益とCPC、ページCTRとの相関
ここに示したデータにおけるページCTRの平均は2.13%です。
より相関の強いCPCでもR2乗値(相関係数の2乗値)は0.33ですから、とても相関があるとは言えないレベルです。
しかし、アクセスが突出して多い特定の2つの記事の影響が強く出ていると思われる部分(赤線)では綺麗な相関関係が見られます。
アクセス数が多いとページCTRも一定の数値に収斂してきますので、信憑性が高そうです。
あくまでも参考程度の考察ですが、やはりアドセンス収益を向上させるにはクリック単価(CPC)を向上させるのが近道と言えるのは本当のようです。
クリック単価の調べ方
自分のサイトでのクリック単価はアドセンスのページで確認することが出来ますが、どのような記事を書けばクリック単価がいくらになるのかを調べる方法もあります。
Googleが提供する『キーワードプランナー』を使えばOKです。
ロングテールキーワードを選定する際に使われている方にはお馴染みだと思いますが、紹介しておきます。
例えば上記記事の内容を参考に『アドセンス』というキーワードを中心に調べると、以下のように表示されます。
その時々によって金額は変わるのでここではマスクしていますが、ページ上部に表示された場合の単価(低額帯、高額帯)を知ることが出来ます。
終わりに|アドセンスの収益化
多くのアフィリエイトと異なり、クリックされた瞬間に収益が発生することは、小さな金額ですが励みになります。
アドセンスの審査合格はブログ初心者にとって良い目標になると思いますが、重要なのはその後です。
初めてアドセンスの管理画面に○○円と表示されれば嬉しいものですし、1,000円に到達すると住所確認の通知が来ますのでまたハードルをクリアしたという実感も湧くでしょう。
何もしていないのと一緒です。
そうなると益々やる気が湧いてきますし、やる気が無くても自然と毎日クリックされて蓄積されていきます。
広告収入が副業として成立した瞬間です。
闇雲にとにかく記事を書き続ければ8,000円はすぐ、とは言いませんが、YMYLジャンルでもこうして収益化が出来ますので、まだアドセンスで売り上げが思うように出ない方も是非、ブログの収益化チャレンジを続けてみて下さい。
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